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着地型観光をテーマに奈良県立大学が最優秀賞を受賞

2014.03.05

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出典:やまとごころ.jp

2月28日、東商ホールにて、「第10回産学連携オープンセミナー」が開催された。主催は日本観光振興協会、共催は日本学生観光連盟。

全国の地区予選を勝ち抜いてきた4つの学生団体の観光プレゼンテーションが行われ、2つがインバウンドに関する内容で、学生の間でもインバウンドへの注目度が高まっている。一橋大学院では、学生にインタビューを重ね、国際コミュニケーション力について傾向を分析。いかに2020年のオリンピックに向けてボトムアップを図るかを提案した。

最優秀賞は、学生、地域、来訪者のメリットとともに、人材育成や地域連携の必要性など、着地型観光の方向性を示したとして、奈良県立大学地域創造学部観光学科の井上美智さんによる「着地型観光と歴史ガイドツアー~あすか探検隊」が受賞。

学生プレゼンと表彰の間に行われた第2部の「ツーリズムの最先端~今後のツーリズムの行方~」と題するパネルディスカッションでは、観光のイノベーションとおもてなしの心を中心に、現状や課題などについての議論が展開された。パネラーは、JTB首都圏の坂本友理執行役員、ジャパンインバンドソリューションズの中村好明社長、帝国ホテルの定保英弥社長、帝京大学の柵木鬼美夫教授の4名。

人材育成を中心に、それぞれの立場での求める人物像について意見もあり、学生の参加者には参考になったようだ。最後に、グローバル化が進む中で、英語力は基礎力であり、しっかり身につけて欲しいと4氏が共通して強調された。

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