インバウンドニュース
★JNTO、年初から東南アジアで訪日PR
2018.01.09
JNTOでは2018年初頭より、VJ(ビジット・ジャパン)事業の一環として、東南アジアでの訪日プロモーション活動を積極的に行なっている。
タイでは、大手テレビ局「チャンネル3」の人気旅行番組「Samudkojorn On The Way(サムットコジョーン オンザウェイ)」とタイアップし、日本の中国地方と東北地方を紹介。1月の3週にわたり、タイの地上波で日本の風景が放映される。タイの市場では、訪日旅行のリピーターの増加とFIT(個人旅行)化が進み、これまで以上に旅行先や旅行の内容が多様化している。そのため今回は同番組と連携し、交通パスやレンタカーといった二次交通商品に着目した訪日プロモーションを行なった。
一方、ベトナムでは若手人気アーティストNoo Phước Thịnh(ヌー・フック・ティン)の新曲ミュージックビデオとコラボレーションを行なった。旅に出かけたくなる歌と、アーティスト本人が日本の観光地を巡る映像が融合し、ベトナム人に日本の旅をPR。地方運輸局や地方自治体と連携を図り、奥飛騨の古民家や名古屋の賑わいなど、愛知・岐阜・三重・北海道の26ヶ所を巡る映像が紹介された。
JNTOの発表によると、東南アジアにおける2017 年1月~11月の訪日客数は、タイ:871,300 人(前年比8.2%増)、シンガポール:317,700人(同11.1%増)、マレーシア:374,900人(同13.3%増)、インドネシア:299,900人(同30.3%増)、フィリピン:375,500人(同22.5%増)、ベトナム:289,300人(同31.1%増)と、いずれも高い伸び率を記録。今後もJNTOのPR活動による効果が期待されている。
関連インバウンドニュース
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.08.29
「ジャパン・ツーリズム・アワード」第8回の受賞決定、持続可能性や地域産業の維持発展への取組を評価
2024.07.16
持続可能な観光に向けた「CopenPay」コペンハーゲンで開始、旅行者の環境に配慮した行動で特典を付与
2024.06.18
オーバーツーリズム対策で富士山五合目ゲート設置、登山者1人2000円徴収
2024.05.21
欧米豪、富裕層の西日本・九州への誘致目指し、広域連携「西のゴールデンルート」アライアンス設立