インバウンドニュース
★医療機関の外国人患者受け入れ実態調査を実施 中国の受入が最多
2018.05.01
訪日外国人数の増加とともに、日本の医療業界でも外国人患者の受け入れや医療機関の外国人対応に関する話題が注目されている。この背景を受けて、一般社団法人メディカルツーリズム協会では、日本における医療ツーリズムの動向を把握するため、医療機関を対象にアンケートを実施した。
調査は、外国人患者の受け入れが整っていることを示す「JCI認証」「JMIP 外国人患者受入れ認証」「Japan International Hospital 認証」のいずれか、または複数を取得している医療機関を対象に、2017年6月に実施。この中で、有効回答を得た15施設について集計した。調査結果によると、全体における外国人比率は「外来」診療の1.76%が最も多く、ついで「入院」0.24%、「検診」0.22%の順だった。
15施設の外国人受入比率は平均して約1%であったが、特に受け入れが多い2施設においては約4%だった。
また国別でみると、診療を行った外国人患者の出身国は、中国が最も多かった。インバウンド患者に限定してみると、中国、ロシア、韓国、台湾、シンガポール、オーストラリアなど、地理的に距離が近い国の比率が高いことが分かった。医療機関ごとに出身国の偏りも見られたが、これにはそれぞれの医療機関の特色や、所在地域の特徴も影響していると考えられる。
(やまとごころ編集部)
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