インバウンドニュース
★沖縄リゾートウェディング調査発表 海外カップルの件数は2000組超、経済効果は45億円に
2018.05.10
沖縄県は、県外に住む新郎新婦が沖縄県に来訪して結婚式を行う「リゾートウェディング」の2017年の調査結果を発表した。
1、実施組数
2017年は17,288件で過去最高だった。国内カップルが15,222組で海外カップルは2,066組だった。
国内は前年比112.5% (1,690組増) で、海外は前年比110.7% (199組増) だった。チャペルで挙式を行うカップルは国内66%、海外で79%で海外の方が割合が高く、写真撮影のみ行う「フォトウェンディング」は、国内34%、海外21%であったが、最近はフォトウェディングの割合が増加傾向にあり、国内、海外あわせてみると、全件数の32.4%を占めた。
2、海外客の内訳
海外客 (2,066組) の内訳は、香港 (1,218組)、台湾 (596組)、中国 (164組)、韓国 (49組) の順に多く、上位4か国はいずれも前年実績を上回った。
3、経済効果
2017年のリゾートウェディングによる経済効果は、新郎新婦以外にも親族・友人などの参加も含めて、24万8千名以上が沖縄県を訪れたと推計、この経済効果は推計して271億5千万円以上とした。内訳は、国内ウエディング客が約225億9千万円、海外客が約45億6万円と試算した。なお、国内カップルの参列人数は平均17.6名で、平均滞在日数は、新郎新婦が3.6日、参列者は2.7日だったが、海外カップルに関しては、参列人数平均22.7名、平均滞在日数は、新郎新婦が4.3日、参列者は3.6日と海外のほうが長く滞在している。
4、プロモーション施策
国内客向けに雑誌に広告を出したほか、海外客向けに香港のブライダルフェアに出展したり、台湾のインフルエンサーを招聘したFAMツアーを開催するなど、ブライダル客増加に向けて様々な施策を実施した。
なお、2018年は、国内15,800組、海外2,200組、合計18,000組のブライダル客誘致を目標に掲げ、引き続き様々な施策を実施する考えだ。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
-
2025.07.10
SNS口コミで選ぶランキング、大阪が2025年の都市魅力度1位。日本6都市が上位
-
2025.06.20
東南アジア2カ国で訪日好感度100%、Google活用は共通傾向 ー2025年親日度調査
-
2025.06.10
韓国人の海外旅行動向、2年以内に7割が海外旅行。訪日率は約半数、情報収集は世代間で差
-
2025.05.27
2025年夏の旅行動向、旅行者の8割が“体験”重視。支出も増加傾向 ートリップアドバイザー
-
2025.05.09
行政自治体インバウンド担当者への意識調査、7割が「地域や組織内の理解不足」を課題に
-
2025.04.25
訪日外国人の鉄道利用、北陸・東北など地方5路線で2倍超の伸び
-
2025.04.23
自治体の観光施策 成果実感3割未満、データ活用と分析に課題
-
2025.04.22
旅先でのランニング意向調査、6割が旅行を計画。中国市場で人気高まる