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★京都市、訪日客に向けて旅館の魅力を発信 英語PR動画でインバウンド誘致

2018.05.30

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京都市では、外国人観光客に向けて旅館の魅力を発信する取り組みに力を入れている。その一環として、先月には旅館のPR動画を公開した。京都市の旅館はホテルに比べて外国人の利用が少ないため、訪日客のニーズを掘り起こし、利用促進を図る考えだ。

今回、公開された動画のタイトルは「KYOTO RYOKAN the truly authentic Japanese accommodation(日本の伝統的な本物の宿泊施設)」。外国人カップルが京都の旅館を訪れ、掛け軸や生け花などで季節感を味わうことのできる客室に宿泊し、浴衣を着て会席料理や日本酒を楽しむ姿が描かれている。京都観光オフィシャルサイト英語版での発信に加え、世界11都市にある京都市海外情報拠点や、海外イベント・旅行商談会で放映を予定。今月には、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで行われた富裕層旅行商談会「ILTM Asia Pacific featuring ILTM Japan」で放映された。

同市はこれまでにも、トリップアドバイザーおよび京都府旅館ホテル生活衛生同業組合とともに、外国人観光客に旅館の魅力を紹介するイラストリーフレット「京都のトリセツPart3『京旅館の楽しみ方』」を作成。さらに、「京都らしい宿泊施設表彰」制度を設けて京都市内70の旅館を選定・表彰するなど、旅館の魅力を発信し続けている。

(やまとごころ編集部)

 

 

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