インバウンドニュース
★119番通報の多言語対応、インバウンド需要増で導入進む
2018.06.25
近年の訪日客増加と、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を視野に、119番通報の多言語サービスの導入が各地で相次いでいる。
神奈川県厚木市消防本部は今年5月より、外国人からの119番に16言語で対応するサービスをスタートした。通報した外国人と消防職員の通話に外部の担当者が加わって同時通訳し、24時間365日対応する仕組みとなっている。また、通報時だけではなく、救急現場での通訳にも活用する。同市では今年11月に「アジア地域セーフコミュニティ会議厚木大会」が開催されることもあり、今回の導入に踏み切った。
同県の秦野市消防本部でも、6月1日より15言語での119番通報対応サービスが始まった。厚木市と同様に三者での同時通話ができ、救急現場でも対応が可能。
静岡県では志太消防本部が、6月1日より15言語での119番通報多言語対応をスタート。同県内では4消防本部が主要5言語に対応しているが、15言語体制を整えたのは志太消防本部が初となる。こちらも三者間通話に加え、現場でも救急隊員の携帯電話で通訳センターのオペレーターにつなげて対応する。同本部管内の焼津市、藤枝市には、フィリピンやベトナムなどアジア圏の居住者が多く、今回の導入に至ったという。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
-
2025.04.02
福岡市、デジタルノマド誘致で1.1億円の経済効果。2024年イベントに430人参加
-
2025.03.03
優良ガイドを評価し、高付加価値旅行業界の発展目指す「Guide of the Year 2025」発表、6名のガイドを表彰
-
2024.12.20
2023年の国際会議統計JNTOが発表。日本開催は前年比2.5倍、外国人参加者数は4倍に、対面式が回復
-
2024.12.03
「ワンピース」が熊本の訪日外国人増に大きく貢献、最大は宇土市で2019年度比7倍に ーナビタイムジャパン
-
2024.11.26
企業の人手不足を調査、正社員が足りない企業は半数超。飲食店、宿泊施設の不足率は緩和傾向に
-
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
-
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
-
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞