インバウンドニュース
★訪日中に地震発生どうする? 観光庁など訪日客向け緊急情報を提供、利用呼びかけを
2018.06.21
6月18日に発生した大阪府北部の地震を受け、観光庁やJNTO、大阪観光局などでは訪日中の外国人旅行者の安全・安心確保のためのサービス利用を呼びかけている。
大阪府北部地震で被災した外国人旅行者は、日本語中心の駅のアナウンスに状況が掴みきれず困惑したり、日本語でのホテル館内放送を自身のスマートフォンの翻訳アプリで訳し状況把握をするなど、情報の不足に戸惑う様子が見られた。
JNTOでは主要な地震発生情報や交通網の状況などを英語に翻訳し、公開している。緊急用の無料公衆Wi-Fiサービスも大阪府内に限り、6月18日付で発動させた。携帯電話会社の公衆Wi-Fiスポットで“00000JAPAN”の無線LANを選択すれば、誰でも使用できる。電話会社との契約がなく、主にネット利用でのコミュニケーションに頼る外国人旅行者にも積極的に利用してもらいたい考えだ。また、訪日外国人旅行者がスムーズな医療処置を受けられるよう、受入可能な医療機関をJNTOグローバルウェブサイトに掲載している。
観光庁では、多言語対応の外国人旅行者向け災害時情報アプリ『Safety Tips』を無料で提供。同アプリをダウンロードすれば、避難行動、気象警報等の解説、災害時のコミュニケーションカード等の情報も入手可能だ。
その他、大阪観光局では、緊急時対応として、Osaka Free Wi-Fi及びOsaka Free Wi-Fi(Lite)を認証や時間制限なしで自由に使えるようにした。
(やまとごころ編集部)
関連インバウンドニュース
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.08.29
「ジャパン・ツーリズム・アワード」第8回の受賞決定、持続可能性や地域産業の維持発展への取組を評価
2024.07.16
持続可能な観光に向けた「CopenPay」コペンハーゲンで開始、旅行者の環境に配慮した行動で特典を付与
2024.06.18
オーバーツーリズム対策で富士山五合目ゲート設置、登山者1人2000円徴収
2024.05.21
欧米豪、富裕層の西日本・九州への誘致目指し、広域連携「西のゴールデンルート」アライアンス設立