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★2018年より地域調査とクルーズ調査を拡充、2018年4-6月期訪日客消費1兆1233億円に
2018.07.20
観光庁は18日、「訪日外国人消費動向調査2018年4-6月期(1次速報)」を発表した。それによると、訪日外国人旅行消費額は1兆1,233億円、1人あたりの旅行支出(一般客)は14万4,082円だった。
今期より都道府県単位での精度向上を目指し、従来の全国調査に加えて地域調査をスタートした。さらに、調査地点を全国27空海港、サンプルサイズを約3万5千票に拡充。近年急増しているクルーズ客も新たに調査対象となった。
また、四半期の調査結果は、「1次速報」と「2次速報」の2回に分けて公表することが決定。1次速報は、調査対象期間の翌月の長官会見日に公表し、港別/国籍・地域別の出国者数等を反映した2次速報は、2018年4-6月期においては10月の長官会見日に公表を予定している。
今回の1次速報における訪日外国人旅行消費額のうち、一般客の旅行消費額は1兆960億円、クルーズ客の旅行消費額は273億円だった。
国籍・地域別に消費額をみると、中国が3,620億円(構成比32.2%)でトップに立ち、次いで台湾1,502億円(同13.4%)、韓国1,302億円(同11.6%)、米国846億円(同7.5%)、香港819億円(同7.3%)の順となった。これら上位5カ国・地域で全体の72%を占めている。
1人あたりの旅行支出は、国籍・地域別にみると、オーストラリア(26万4千円)、スペイン(24万4千円)、英国(21万9千円)の順で高かった。費目別の旅行支出では、欧米豪で「宿泊費」が高く、オーストラリア(10万7千円)が特に高い。「娯楽等サービス費」もオーストラリア(1万3千円)が最も高く、買物代は中国(10万9千円)が最も高かった。
(やまとごころ編集部)
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