インバウンドニュース
★アジア5カ国で人気がある日本のキャラクターグッズの共通点とは? —FUN JAPAN!調査
2018.09.28
アジアでNo.1規模の日本好きコミュニティサイト「FUN! JAPAN」を運営するFun Japan Communicationsは、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイの5か国における「好きなキャラクター」と「よく買うキャラクターグッズ」について調査した。各国FUN! JAPAN会員へのオンラインアンケートで3336件の回答が得られた。
最初の質問は「好きなキャラクターは?」というものだ。5か国すべてで「ドラえもん」と答えた人が圧倒的に多く、特にインドネシアでは8割以上の人が「ドラえもんが好き」と回答している。「リラックマ」と「ハローキティ」は漫画やアニメにはなっていないが、どの国でも人気がある。
「となりのトトロ」の人気が高い台湾では、スタジオジブリの作品全般の人気が高い。2016年にジブリの展覧会が開かれ、九份(ジョウフェン)という街が「千と千尋の神隠し」の舞台に似ているとして、観光スポットにもなっている。
台湾・香港と比べて、タイ・インドネシア・マレーシアでは「となりのトトロ」を好きと回答した人は少ないが、これから人気が浸透していく可能性もある。
2つ目の質問は「よく買うキャラクターは?」というものだ。これは「好きなキャラクター」と合致することが多く、4か国での1位は「ドラえもん」となっていて、「ハローキティ」「ポケモン」「ワンピース」なども上位に入っている。特にサンリオの「リラックマ」と「ハローキティ」のキャラクターグッズの人気はとても高い。
香港と台湾では「となりのトトロ」がよく買われているが、スタジオジブリのキャラクターグッズを販売する「どんぐり共和国」があることが関係しているのだろう。また、香港・台湾・タイにはアニメグッズの専門店「アニメイト」が出店しているため、日本のキャラクターグッズが手に入りやすい環境となっている。
「FUN! JAPAN」では、前回「知っている日本のキャラクターは?」と質問している。
5か国で「ドラえもん」「ポケモン」「ハローキティ」「ドラゴンボール」「となりのトトロ」などの知名度が高い。
前回と今回の調査結果をふまえると、アジア5か国で知っているアニメの好きなキャラクターグッズを買う傾向があると言えそうだ。
(やまとごころ編集部)
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