インバウンドニュース
★2018年の九州への訪日客、過去最速で累計400万人を突破
2018.12.07
九州運輸局は12月5日、9月(確定値)及び10 月(速報値)の九州への外国人入国者数を発表した。9月の通常入国者数+船舶観光上陸者数(クルーズ船)は、前年比+1.7%の42万1,530人だった。2017年6月から16ヶ月連続で単月40万人を超え、9月としては過去最高となった。
また、10月の通常入国者数の速報値は、29万9,192人(前年比+6.5%)で、この速報値を足すと1月から10月までの累計は416万978人となり、過去最高であった昨年よりも早く、累計400万人を突破した。
国別にみると、韓国からの訪日客が18万3,502人と最も多く、次いで中国16万122人、台湾3万125人、香港2万280人、タイ2,274人と続く。前年同月比でみると、中国-9.4%、タイは-31.5%と落ち込んだが、韓国は+8.3%、台湾+1.9%、香港+11.9%と、いずれも9月としては過去最高を記録した。中国は通常入国者は前年比+24.1%と好調だったものの、クルーズ船入国者数が前年より2万1,790人少なく、前年比-14.0%となったため全体を押し下げた結果となった。
なお、1月~9月までの英米豪3か国の入国者数は、前年同期間と比べて、いずれも増加となった。九州運輸局では10月以降の欧米豪市場の動向も注視する考えだ。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
世界の富裕層が注目するガストロノミー 福岡は世界に名だたる「食の都」になれるのか
関連インバウンドニュース
2025.01.07
訪日中国人のホテル選び、喫煙環境の整備が重要なファクターに
2024.12.24
越境EC利用者への日本のソフトパワー意識調査、「アニメ・マンガ・ゲーム」の根強い人気が明らかに
2024.12.20
2023年の国際会議統計JNTOが発表。日本開催は前年比2.5倍、外国人参加者数は4倍に、対面式が回復
2024.12.13
2024年海外消費者のトレンドを読み解く越境ECヒットランキング、トレーディングカードやアニメグッズなど趣味消費が拡大
2024.12.10
台湾ITF2024来場者へ訪日意向を調査、今後の旅行先は地方志向へ。レンタカー利用に前向きな姿勢も
2024.12.06
2024年企業向け越境ECランキング、人気は「食器」「筆記具」。2025年は「推し活グッズ」に注目
2024.12.03
「ワンピース」が熊本の訪日外国人増に大きく貢献、最大は宇土市で2019年度比7倍に ーナビタイムジャパン
2024.11.26
企業の人手不足を調査、正社員が足りない企業は半数超。飲食店、宿泊施設の不足率は緩和傾向に