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インバウンド注目ニュースTOP5(3/19~3/25)
2017.03.26
1位
地方創生の可能性を持つ訪日クルーズ 2月の寄港回数は170%増
国土交通省によると、2月のクルーズ船寄港回数は、前年同期比170%の75 回となり、このうち73回が外国船の寄港だった。
ちなみに、2016年の訪日クルーズ旅客数は、2015年の113万人から 78.5%増の約 199.2 万人と大きく増加、寄港回数は、2015年の1,454回から38.8%増の2,018 回だったが、今年はさらに増える勢いだ。
なお、2017年3月19日には、「世界で最も有名な豪華客船」として親しまれる英キュナード・ライン社の「クイーン・エリザベス」が高知県に初寄港。また、開港150周年を迎えた神戸港には、同船が13日に寄港したほか、5月にかけて外国客船が11隻寄港する予定。さらに、2019年4~5月にかけて、函館、青森、秋田、金沢、境港、八代の6港に同船が初寄港、合計9港に停泊する予定だ。
クルーズ船は、寄港地を中心に一度に多くの観光客が訪れ、グルメ、ショッピングなどの消費が生まれるとともに、外国人観光客との交流が進展するなど、地方創生に大きく寄与する可能性を秘めている。今後の動向を注視したい。
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2位
Airbnb タビナカ充実に向け「体験」大阪でもスタート
世界で80万件以上の宿泊施設や民宿のマッチングサイトを運営するAirbnbは、日本のトリップ・プラットフォーム(以下:トリップ)に二つの機能を追加することを発表した。一つ目は、ホストがゲストに対して飲食店や小売店、観光名所などのおすすめスポットを紹介する新機能「ガイドブック(Guidebooks)」を東京で新たにスタートするというもの。二つ目は、2016年11月に東京でサービスを開始した、現地ホストが街探訪やアクティビティなどの企画や案内をする「体験(Experience)」サービスを大阪でも開始するというものだ。
東京の「ガイドブック」機能では、50 人のエキスパートが計約450カ所のおすすめスポットをその情報と共に紹介しており、3月末までに、世界12の都市で約470の「ガイドブック」の提供を行う予定。また、東京で体験できるサービス数は、開始直後と比較して2倍以上に増えている。トリップは、行先、出会う人、体験のすべてが集まる場所となっており、地元に詳しいホストを通じてその土地のユニークな文化に触れることができ、より深い体験が可能となる。
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3位
トリップアドバイザー世界の人気観光地ランキング
日本部門では、東京、京都に続き、北海道倶知安町が3位にランクイン!
ホテル等の旅行に関する口コミ・価格比較などをはじめとする、ウェブサイトおよびアプリを運営するトリップアドバイザーは、旅行者の予約実績や口コミ評価の件数、内容などをもとに、旅行者に人気の都市や地域をランキングした「トラベラーズチョイス 世界の人気観光地ランキング2017」を発表。世界やアジアで人気の都市トップ25や、人気のホテル、ビーチ、島などのランキングを公開した。
アジアの人気観光地ランキングでは、25都市中タイが最多の5都市のランクイン。日本は、10位に東京(23区)、20位に京都がランクインした。また日本の人気観光地ランキングでは、1位東京、2位京都に続き、3位にスキーやアウトドアなどが楽しめる北海道の倶知安(くっちゃん)町が初めてランクイン。そのほか計4つの地域が今年初めてTOP10にランクイン。人気の観光地が多様化し、都市だけでなく地方へも広がりを見せている。
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4位
Wi-Fiの整備はどこまで必要?
「日本は、Wi-Fi環境の整備が遅れている」という言葉は、少し前まで頻繁に耳にする言葉だった。そのためか、ここ1~2年で、行政・小売店・飲食店など様々な受入事業者のWi-Fi環境整備が進んだ。しかしながら、本当に外国人観光客は日本のフリーWi-Fi環境に不満を抱いているのだろうか。
総務省と観光庁実施の訪日外国人旅行者の国内における受入環境整備に関する現状調査結果によると、2015年のアンケートでは、旅行中に困ったことは、 “無料公衆無線LAN環境”がトップで46.6%であったが、2016年には28.7%まで下がり、“スタッフとのコミュニケーション”に続く2位となった。また、日本で利用できるWi-Fiルーターのレンタルサービスや、SIM販売など、通信環境に関するサービスが加速しており、今後も拡大が見込まれる。フリーWi-Fiが整備されているに越したことはないが、市場の変化や訪日客のニーズに耳を傾けて柔軟に対応することが大切だ。
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5位
日本の良さがあふれる下町情緒ある街 “谷根千”の魅力とは?
東京の有名な観光スポットというと、銀座、浅草、秋葉原などが定番だが、古き良き日本を感じることができる場所もまた人気を集めている。その一つが、千駄木、根津、谷中一帯の「谷根千(やねせん)」だ。昔ながらの個人商店など、全長170メートルの通りに約70店舗がひしめきあう谷中銀座商店街は、ドラマの舞台になったことをきっかけに注目を集め、ホームページの開設、日よけの統一などの外観の整備、かわいらしい猫が多い特徴を活かして「猫のまち」としてアピールするなどの取り組みを通じて、観光地としての魅力を高めてきた。
“日本の情緒と生活の両方が楽しめる”、“日本の良さが詰まっている”など、国内観光客だけでなく、中国、台湾、韓国、米国、欧州からの外国人観光客も増えている。一方で、このエリアには、大型のホテルや旅館がほとんどないため、宿泊施設不足が課題だ。しかしながら、空き家や空室のマンションも多く、これらを活用した民泊が活発になれば、さらに多くの人々が訪れるエリアとなるだろう。
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