インバウンドニュース
★観光庁訪日客の地方周遊に向け、11のモデルルートを新たに発表
2017.04.13
4月11日、観光庁は訪日外国人観光客が地方の各観光地を周遊できるように設定した「広域観光周遊ルート」として、新たに北海道、北関東、山陰、沖縄の4エリアにおける11のモデルルートを発表した。
広域観光周遊ルートは、地域の観光資源を活かしたコンテンツを充実させ、テーマ・ストーリーを持ったルートを形成し、訪日外国人旅行者の地方訪問、周遊を図ることを目的としている。それぞれのモデルルートには、コンセプト、ターゲットとする市場、観光資源、旅程例などが定められ、各地域からの申請を基に、国土交通省により認定される。認定されると、マーケティングやプロモーション、受け入れ環境整備など、国による幅広い支援を得ることができる。
今回認定されたルートは、2015年6月に、昇龍道や九州、東北など7エリアで認定された20のモデルルートに続き、新たに追加された。世界遺産や自然、人々の暮らしや文化をテーマとした1週間程度のものが多く、中国香港台湾といったアジア圏だけでなく、アメリカ、フランスなど欧米圏をターゲットとしたルートも多くみられる。
<今回策定したモデルコ―ス>
今回発表されたルートの一つでもある、山陰インバウンド機構によるルート『縁(えん)の道~山陰~ Route Romantique San’in』は、3月にYoutubeで公開した動画がわずか1ヶ月で270万回再生されるなど、注目を浴びている。
(やまとごころ編集部)
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