インバウンドニュース

★5月百貨店売上、関西を中心にインバウンド消費が好調。ベビー用品もフックに

2017.06.06

印刷用ページを表示する


6月1日、百貨店大手5社が2017年5月の売上速報を発表した。三越伊勢丹ホールディングスを除く4社が、前年実績を上回った。

三越伊勢丹の売上は0.7%減だったが、高島屋は2.7%増、大丸松坂屋百貨店は0.8%増、阪急阪神百貨店は5.4%増、そごう・西武は横ばいだった。

免税売上は、関西圏を中心に高い伸びがみられる。ベビー用品を中心に好調だったあべのハルカスでは約3倍、高島屋全体では71.1%増だったが、大阪難波の高島屋大阪店の免税売上は約2倍だった。化粧品やラグジュアリーブランドの売り上げが好調だった阪急阪神百貨店では約5割増、大丸松坂屋百貨店は49%増だった。なお、関東圏を中心に店舗展開する三越伊勢丹では、免税売上が17.5%増にとどまった。

外国人客の消費がモノからコトへ変化している、と言われているが、百貨店の売上は、引き続きインバウンド消費が全体をけん引している。百貨店の動向には、引き続き注視していきたい。

(やまとごころ編集部)

関連インバウンドニュース