インバウンドニュース
★呉市「台湾の呉さんを呉市に呼ぼう」企画で注目度UP!
2017.11.20
広島県呉市はインバウンド施策の一環として、台湾に多い名字で、市と同名の「呉(ウー)さん」を招く企画を開始した。台湾在住の呉さんからは「自分と同じ名前の都市に行ってみたい」との声が寄せられるなど、関心が高まっているという。
同市は先月末よりホームページ上で、台湾在住の呉さんを対象に、SNS上で呉市の魅力を発信してもらう「呉地域国際観光大使」を募集。市内の観光施設「大和ミュージアム」では、受付でパスポートを提示して呉姓を証明すれば、通常500円の入館料が無料になるサービスを行なっている(来年3月まで)。さらに、アンケートに答えた呉さんの中から、抽選で呉市内を巡る3泊4日のツアーをプレゼンとする企画も進行中だ。台湾メディアからの取材もあり、呉姓を名乗る人からの問い合わせも来ているという。
呉市観光振興課によると、2015年に同市を訪れた外国人観光客は約5万1,600人と推計され、そのうち台湾からの観光客は、米国、韓国に次ぐ約4,800人。広島県内には、同年に約17万人が訪れており、市への訪問客数を増やすことが課題だった。その中で、台湾の人口約2,350万人のうち「呉」姓が約94万9,000人と7番目に多いことに気づいたことが、今回の企画へとつながった。同市は今年2月に江田島、熊野、坂の近隣3市町と連携して台湾観光客の本格誘致に乗り出す考えを示し、4月には台湾最北端の港湾都市・基隆(キールン)市との姉妹都市提携を結んでいる。
(やまとごころ編集部)
出典:
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