日本温泉協会は、入浴エチケットを啓蒙するポスターを制作し、販売を開始した。ポスターはイラスト入りで外国人にもわかりやすく、日本語のほか英語、中国語（簡体字・繁体字）、韓国語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語、ロシア語の10言語に対応している。

訪日客の増加に伴い、温泉・入浴関連事業者から入浴マナーに関するポスターを求める声が多く寄せられるようになってきたことが、ポスター制作のきっかけとなった。
近年、訪日客の間で温泉人気が上昇しており、観光庁が実施する「訪日外国人の消費動向（2017年）」によると「訪日前に期待していたこと」で「温泉入浴」が５位にランクインしている。また、アジア８地域・欧米豪４地域を対象としたDBJ・JTBFの「2018 アジア・欧米豪 訪日外国人旅行者の意向調査」では、「行ってみたい日本の観光地のイメージ」で、温泉は桜と富士山に次ぐ３位にランクインした。一方で、「正しい入浴の手順・方法がわからなかった」「タトゥーが原因で入浴を断られた」などの意見も挙がっている。

なお、ポスターに記載されている内容は以下の通り。

[お風呂でのエチケット12項目]
①入浴前や後にも水分補給しましょう。入浴により体の水分が奪われます。
②飲酒後の入浴は控えてください。転倒や脱水を生じます。
③入浴時は下着や水着を脱いで入ってください。
④かけ湯を３～５回してから入りましょう。血圧の急激な上昇を防ぎます。
⑤体を洗ってから浴槽に入りましょう。
⑥浴槽に飛び込まないでください。
⑦浴槽の中で体を洗わないでください。
⑧タオルを浴槽に入れないでください。浴槽の清潔を保つためです。
⑨浴槽の中で泳がないでください。
⑩浴槽内で衣服や下着を洗わないでください。
⑪脱衣室に上がる前に身体をふいてください。
⑫エチケットを守って、温泉を楽しんでください。

ポスターには耐水性・耐湿性に優れた表面PP加工が施されており、サイズはＢ１判（タテ103㎝×ヨコ72.8㎝）。販売価格は１枚2,160円で、別途、地域別の梱包発送費がかかる。詳細と申し込みはこちらから。

（やまとごころ編集部）

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