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訪日客の岡山県に関する意向調査 訪日4回以上のリピーターに認知広まる

2019.02.12

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株式会社日本政策投資銀行(DBJ)岡山事務所はこのほど、公益財団法人日本交通公社との共同調査で、訪日外国人旅行者の岡山県に関する意向調査のレポートを発表した。

対象としたのは韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランスの合計12カ国・地域に住む20歳~59歳の海外旅行経験者。調査方法はインターネットによるアンケート調査で有効回答数は7月の第1回が6,283人、10月の第2回が6,286人だった。

岡山の認知度はアジア圏で13.4%、欧米豪で7.6%、全体平均にすると11.4%だった。訪問意欲はアジア圏と欧米豪がほぼ同等で全体平均3.7%と低く、観光地としては61の候補観光地のうち、25番目の知名度だった。調査対象12カ国・地域のうち、岡山への認知度が一番高いのは台湾の27.5%、次いで香港24.6%、オーストラリア9.5%だった。

岡山を訪れたことのある訪日外国人旅行者は57.9%が訪日回数4回以上で、航空券と宿泊を個別に手配して訪れた人が47.9%にのぼり、旅慣れた訪日リピーターであることがわかった。また滞在日数も平均10日と訪日経験者全体平均の7.8日より長かった。

岡山への訪問希望者が感じる不安材料として「地震が起こるかどうか心配」が35.4%にのぼり、前回調査時の29.1%より増える結果となった。

今回の調査結果からDBJ岡山事務所では、今後の岡山県におけるインバウンド観光戦略として、岡山への外国人旅行者を日帰りから宿泊にするべく集客活動の強化と認知度・訪問意欲の向上、自然災害などの不安に対する情報発信などを提言している。

(やまとごころ編集部)

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