インバウンドニュース

新宿御苑、来園者数が過去5年で2倍。新たな取り組みで魅力向上へ、訪日客取り込みも視野に — 環境省

2019.02.20

印刷用ページを表示する


環境省は今春より、新宿御苑の魅力向上に向けた新たな取り組みを順次実施していくことを発表した。

新宿御苑の年間来園者数は2017年に過去最高の250万2,561人となり、過去5年間で倍増していることが明らかになった。また、このうちの約半数を外国人来園者が占めており、より一層の活用に向けた新たな取り組みを実施することで、インバウンドを含む来園者数の満足度向上を図るという。

スクリーンショット 2019-02-19 10.21.40

出典:環境省プレスリリース

今回発表された主な取り組みの内容は以下の通り。

[1] 開園時間の延長:
現在16:30(最終入園時間16:00)の閉園時間を、3月15日〜9月30日は18:00(最終入園時間17:30)、7月1日〜8月20日は19:00(最終入園時間18:30)に延長

[2] 快適な利用環境の整備:
多言語による案内標識の充実や、施設の利用環境の整備、旧洋館御休所(国指定重要文化財)の通年開館、Wi-Fi環境の充実など

[3] 夜間イベントの実施:
夜間イベント等への開放ルール策定や、桜や紅葉のライトアップ等を実施

[4] 新宿御苑を活用した環境行政の情報発信:
国立公園や福島復興関連など、環境行政の情報を発信

[5] 入園料の改定:
現在「大人200円、子供50円」の入園料を、「大人500円、子供無料」に変更

政府は訪日客の消費拡大を目的とした「ナイトタイムエコノミー」を推進しており、夜間イベント等への開放ルールの策定もその一環と考えられる。また、訪日客に人気の高い桜と紅葉にフォーカスしたイベントの実施で、インバウンドのさらなる誘客が期待できそうだ。

(やまとごころ編集部)

編集部おすすめ関連記事:

環境省、国立公園へのインバウンド誘客に向けDMOと連携。大山隠岐の魅力発信

環境省 訪日外国人の利用増を狙い国立公園4カ所のドローン撮影映像を無償提供

関連インバウンドニュース