インバウンドニュース
ナマハゲになれる旅がグランプリを受賞。復興庁「新しい東北・交流拡大モデル事業」
2019.02.22
東北への外国人旅行者の誘客促進などを支援する復興庁は2月20日「新しい東北・交流拡大モデル事業」報告会を開催。同事業に認定された事業者が一年間をかけ実践した、東北6県への外国人旅行者誘致のためのプログラム造成や、実際に販売することで得られた市場評価などを報告した。
来場した100人の在日外国人の投票で決める総合グランプリには、「TOHOKU WONDER PROGRAM」が選ばれた。自作のお面と衣装で、ユネスコ無形文化遺産に登録された「男鹿のナマハゲ」を体験したり、「ねぶた祭り」にハネト(跳人)として参加するなど、東北6県のお祭りへの体験型プログラムとなっている。プログラム発案者の第一広告社伊藤愛発氏(写真左から3番目)は、「人口減少により、東北の心を体現する祭りができない地域もでてきている。インバウンドの交流人口を増やすことで祭りや伝統行事に活気を呼び戻すことができたら」と熱い思いを語った。
来場したランドオペレーター、及びバイヤーの投票による海外旅行会社賞には、“ローカル列車の旅といえば東北”を普及させるべく地元事業者とともに取り組んだ東武トップツアーズ株式会社(写真右から2番目)の「TOHOKU Local train Tourism」が選ばれた。
有識者として各事業者への講評を行った跡見学園女子大学の篠原靖准教授、東洋大学の矢ヶ崎紀子准教授、ジャーマン・インターナショナル代表取締役のルース・マリー・ジャーマン氏による審査員賞に選ばれたのは、ダイヤモンド・ビッグ社(写真左)の「東北プレミアムサポーターズクラブの設立」。富裕層を顧客とする旅行会社、サプライヤー、地域DMO等をチーム化して、高品質な旅行商品の造成・販売や人材育成を恒常的に行う仕組み構築のためのプログラムだ。
復興庁「新しい東北」交流拡大モデル事業の商品はこちら
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
関連インバウンドニュース
2024.04.16
四国のレンタカー周遊を喚起するモデルコース「DRIVE SHIKOKU」開設、温泉・自然など6つのコースを紹介
2024.04.08
2024年3月国内景気、インバウンド消費や旅行・観光産業が好材料で3カ月ぶり改善。今後も緩やかに上昇と予測
2024.03.28
訪韓外国人客が利用するアプリは? 旅ナカではネイバー、パパゴなど韓国アプリの利用率高く
2024.03.15
アメリカ発の家族向け日本ツアー、10日間で1人133万円の中身は?
2024.03.11
TikTokが海外クリエイターを九州・沖縄に招聘、観光地の魅力をショートムービーで若年層に訴求
2024.03.07
インバウンドに冬に人気のエリアは? 増加率1位は犬山市。カニ スキー 温泉など冬ならではの体験が人気
2024.01.30
2024年春節インバウンド客に人気の都道府県ランキング、この時期ならではの体験を求め地方訪問も増加ーKKday
2024.01.26
アジア太平洋13市場のミレニアル・Z世代の旅行動向、一番人気は日本。旅行予算3~5割増、体験を重視する傾向