インバウンドニュース
12〜1月までの北海道の民泊利用実績発表、中国が1位で29.5%に —北海道・札幌市調査
2019.03.15
北海道と札幌市は、道内における2018年12月〜2019年1月分の民泊による宿泊実績を発表した。2019年1月31日までに民泊施設として届出されている住宅は1968件で、前回の調査対象期間である2018年10~11月の2カ月間の1622件から346件増加した。このうち利用状況が報告済みの1745件からの取りまとめとなる。
札幌市では、営業日数の総数が3万2496日(10〜11月は1万8606日、8〜9月は2万2863日)、一住宅あたりの平均宿泊日数は23.4日(10〜11月は15.7日、8〜9月は22.9日)となった。空知・石狩などの札幌市を除く道央は営業日数が2600日で平均日数は14.4日、続いて渡島や檜山の道南が853日で平均19.4日、上川や室谷など道北が647日で平均5.6日、オホーツクや十勝の道東が145日で平均6.3日となった。前回に比べて札幌・道央で倍近くかそれ以上の伸びがあり、全体を牽引している。これで、全道36,741日の営業日数が確認され、一住宅あたりの平均日数は21.0日となった。
また、宿泊者数は札幌市が述べ10万6433人で前回から倍近くになった。道央も9724人と前回の3866人から倍以上の伸びとなり、全道では12万2060人に達した。国籍別宿泊者数を見ると、トップは中国人の12,793人で全体の29.5%を占め、2位は韓国の8,721人で17.8%、前回までトップを占めていた日本人は4,013人で3位に。前回の調査に続き、マレーシアが4位で全体の5.9%、シンガポールが5位で全体の5.8%という結果になった。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
関連インバウンドニュース
-
2025.05.27
2025年夏の旅行動向、旅行者の8割が“体験”重視。支出も増加傾向 ートリップアドバイザー
-
2025.05.13
外国人は「大屋根リング」に高評価も、多言語対応など課題明らかに ー大阪・関西万博レビュー分析
-
2025.04.18
Trip.com 2025年ランキング、日本の観光地が上位独占、春・紅葉に強み
-
2025.04.15
訪日客1500人に聞いた大阪・関西万博への本音、認知度7割も「混雑・費用」がネックに
-
2025.04.11
世界で190兆円超規模のスポーツツーリズム、平均支出は23万円
-
2025.04.08
中国、韓国、台湾の訪日客の宿泊施設選び、最も重要視するポイントは?
-
2025.04.04
美容サロンのインバウンド市場規模、2030年に445億円と試算。訪日客集客に重要なこととは?
-
2025.03.26
訪日客のドラッグストア利用率は9割超、人気の商品やお店、情報収集方法の傾向は?