インバウンドニュース
2018年の来阪外国人客数が前年比3%増の1141万人を突破
2019.04.09
大阪観光局は、2018年に大阪を訪れた訪日客が前年比3%増の1141万6,000人だったと発表した。観光庁の「訪日外国人消費動向調査」とJNTO「訪日外客数」をもとに推計したもの。
2018年は関西国際空港を発着する格安航空会社(LCC)の新規就航や増便など追い風があった一方、6月の大阪北部地震、9月の台風被害に伴う関西国際空港の一時閉鎖などマイナス要因もあったが、年間を通してみると、7年連続の増加となった。
国・地域別にみると、1位が中国で455万人、2位は韓国239万人、3位台湾122万3,000人、4位香港71万8,000人、5位タイ32万5,000人だった。前年比からの伸び率でみると、ベトナムが35%増ともっとも大きく、次いでシンガポールが26%増、ドイツとカナダが同じ22%増だった。一方、韓国、台湾、香港は前年比を割り込んだ。韓国、香港は東京でも前年比を若干割り込むと推計されており、リピーターが地方へ分散していると推測される。
大阪観光局は2020年までにインバウンド客1300万人を目標にしており、今後もさらなる増加のため取り組みを強化していく。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
日本のポップカルチャーを通じて観光交流 大阪観光局がヨーロッパからのインバウンド誘客を目指す
関連インバウンドニュース
2024.12.20
2023年の国際会議統計JNTOが発表。日本開催は前年比2.5倍、外国人参加者数は4倍に、対面式が回復
2024.12.03
「ワンピース」が熊本の訪日外国人増に大きく貢献、最大は宇土市で2019年度比7倍に ーナビタイムジャパン
2024.11.26
企業の人手不足を調査、正社員が足りない企業は半数超。飲食店、宿泊施設の不足率は緩和傾向に
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.08.29
「ジャパン・ツーリズム・アワード」第8回の受賞決定、持続可能性や地域産業の維持発展への取組を評価