インバウンドニュース
観光庁、19年2~3月の民泊集計結果を発表。宿泊者数前回比113.9%と伸長するもオーストラリア客は3割減に
2019.05.20
観光庁は16日、住宅宿泊事業者からの定期報告を集計し、結果を発表した。2019年2月1日〜3月31日の2カ月間における民泊の宿泊実績をまとめたもので、届出住宅1万4859件のうち、今回報告があったのは1万2519件で報告率は84.3%だった。
集計結果によると、全国の宿泊日数の合計は24万3402日で、前回の2018年12~2019年1月の2カ月分と比べると109.5%の結果となった。都道府県別では東京都が最も多い10万6850日、次いで大阪の3万5146日、北海道の3万4949日の順だった。届出住宅あたりの宿泊日数を都道府県別にみると、福岡県が24.7日と最も多く、次いで東京都が24.1日、兵庫県が23.1日だった。
また、全国の宿泊者数の合計は28万2250人となり、前回比113.9%だった。都道府県別では、東京都が10万871人で最も多く、次いで北海道の4万4846人、大阪府の3万3036人の順だった。届出住宅あたりの宿泊者数を都道県別にみると、最も多かったのは岐阜県の49.1人、次いで愛知県の38.2人、高知県35.2人となり、地方が優勢だった。
宿泊者を国籍別にみると、日本国内に居住する人が全体の26.3%に当たる7万4271人、海外からの宿泊者が全体の73.7%当たる20万7979人だった。外国人宿泊者数を国・地域別でみると、1位中国、2位韓国、3位アメリカ、4位台湾、5位香港となり、前回4位だったオーストラリアが31.3%減と落ち込み、6位に留まった。
なお、今回は同時に2018年度累計も発表された。ただし、本調査を開始した2018年6月15日からの累計となっている。それによると、2018年度の累計宿泊日数は87万4136日、宿泊者数が98万9235人、延べ宿泊者数は273万4073人泊だった。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
関連インバウンドニュース
2024.12.20
2023年の国際会議統計JNTOが発表。日本開催は前年比2.5倍、外国人参加者数は4倍に、対面式が回復
2024.12.13
2024年海外消費者のトレンドを読み解く越境ECヒットランキング、トレーディングカードやアニメグッズなど趣味消費が拡大
2024.12.10
台湾ITF2024来場者へ訪日意向を調査、今後の旅行先は地方志向へ。レンタカー利用に前向きな姿勢も
2024.12.06
2024年企業向け越境ECランキング、人気は「食器」「筆記具」。2025年は「推し活グッズ」に注目
2024.12.03
「ワンピース」が熊本の訪日外国人増に大きく貢献、最大は宇土市で2019年度比7倍に ーナビタイムジャパン
2024.11.26
企業の人手不足を調査、正社員が足りない企業は半数超。飲食店、宿泊施設の不足率は緩和傾向に
2024.11.20
免税制度見直しを控え、中国人旅行者の免税店での買い物動向調査。レジに並ぶ時間の限界は?
2024.11.12
越境ECの日本商品ニーズを調査、円安で平均購入単価7.6%上昇。人気アイテムはフィギュア