インバウンドニュース

富士山の山小屋でスマホ決済、WeChat PayやAlipay導入で訪日客も利用可能に

2019.07.10

印刷用ページを表示する


富士山の開山期間中、2つの山小屋でQRコードを使った新たなスマホ決済サービスが利用できるようになる。

7.9合目にある赤岩八合館では7月10日から9月3日まで、7.5合目にある砂走館では7月10日から8月31日まで「au PAY」「WeChat Pay(ウィチャットペイ)」「Alipay(アリペイ)」が利用可能になる。スマホ決済サービスは、KDDIが提供する。

キャッシュレス決済が導入されることで、登山者は不要な現金を持たず、スマートフォンひとつで山小屋での食事や、売店での買物を利用でき、快適に富士登山を楽しむことができる。特にWechat PayとAlipayが利用可能になることで、中国人観光客にとっても利便性が高まる。

さらにKDDIは、静岡県御殿場市および小山町と連携し、IoTを活用した気象情報・登山の快適度確認サービス、駐車場混雑状況確認サービス、観光情報・翻訳タクシーサービスも提供を始める。

IoTセンサーを御殿場口新五合目第二・第三駐車場に設置し、混雑状況をインターネット上でいつでも確認できるようになる。また、翻訳タクシーサービスでは、タブレット端末を御殿場市内を走るタクシー6台に搭載し、翻訳機能を使って運転手と訪日外国人観光客の相互コミュニケーションを図れるほか、御殿場市の観光情報を提供する。

(やまとごころ編集部)

編集部おすすめ関連記事:

世界遺産登録から5年、前進を続ける富士山エリアのインバウンド対応

富士急行、春節に向けインバウンド強化。「WeChatPay」29施設で導入

関連インバウンドニュース