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訪日客がネット注文した免税品を宿泊ホテルへ発送、免税対象にて受け取れるサービス「Tax Free Online.jp」が開始へ

2019.11.08

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訪日外国人旅行客が日本で購入する免税品をネットで注文し、店舗に出向くことなしに宿泊するホテルで受け取れるサービス「Tax Free Online.jp 」を、ECコマースを支援するアイエント株式会社がリリースした。これまでは店舗で直接購入したものしか免税対象にならなかったが、この枠を取り去ることで訪日客のストレスを軽減、より活発な消費行動が期待できるようになる。カメラによるパスポートの自動読み込み機能「OCR認証」で一括入力、キャッシュレス決済、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語、日本語の4ヶ国言語対応などの機能を備えた。

免税商品受け取りホテルは現在3カ所で、今後は全国のホテル・空港・ショッピングモールなどに拡大を予定している。スマートフォンなどを使ってECサイトで買い物後、宿泊先で免税手続き、支払い、商品受け取りを行うことが可能となった。訪日客は各店舗での免税手続きに時間を取られたり、荷物を持って移動することなく日中の観光に集中できる。取り扱い商品は、食品、調味料、お菓子、飲料、コスメ、ヘアケア、小物家電で、これから追加予定の商品は雑貨、書籍、コミック、雑誌、スポーツ・アウトドアグッズ、日本の名産品、ファッション、酒類など。

アイエントでは、免税市場に参入したい国内の小売メーカーやEC事業者を募集している。メーカーや事業者の取引先は免税免許を持つアイエントとの国内取引となり、参入者は国内で培った自社のECスキームをそのまま活用、訪日客への販売が可能となる。サービスは「hotel MONday豊洲」で11月5日から開始されており、「ザ・スクエアホテル銀座」「インソムニア赤坂」の2つのホテルでも12月からスタートする予定だ。

(やまとごころ編集部)

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