インバウンドニュース
福島の今を視察し、復興の現場から暮らしの未来を考えるインバウンド共創ツアープログラム「Think about our Future in Fukushima」開催
2019.12.02
福島県観光物産交流協会と福島市観光コンベンション協会は、株式会社wondertrunk & co.と共に、福島の今を視察し、東日本大震災から復興へ向けた軌跡を通して人々の暮らしの未来を考えるインバウンド共創ツアープログラム「Think about our Future in Fukushima」を開催する。
2011年の東日本大震災により大きな被害を受けた福島県では、今なお生活に様々な課題が残る一方、ロボットシンクタンクや再生可能エネルギーの活用など、新たな復興への取り組みが続々と始まっている。しかしながら、年間3000万人を超える訪日外国人旅行客には、風評の影響もあり復興の状況があまり正確には伝わっていない。
そのような背景を踏まえ、福島県が推進するHope Tourism(ホープツーリズム)をベースに、訪日外国人向けの体験ツアー「インバウンド共創ツアープログラム」を催行する。ふくしまの「ありのままの姿」と未来を見据え復興に挑戦する「人々」との出会いを通じて、希望を感じ自分自身を成長させる旅。震災と原発事故を経験したふくしまならではの”新しい学びの旅”。これがホープツーリズムの定義だ。
プログラムでは、福島在住で震災体験の語り部であるフィールドパートナーが案内する現地視察ツアーや、住民の生の声を聞く交流会、未だに残る生活課題の解決方法を考えるワークショップなどを実施。参加者が体験を通じて福島の被災から復興への軌跡を学び、エネルギーやコミュニティ、持続可能な社会のあり方など力強く復興する福島の現状を理解し、暮らしの未来を考えるきっかけとなる旅の提供を目指す。
ツアータイプは、日帰りのショートトリップパッケージ、1泊2日のフィールドワーク、アレンジが可能なトリップパッケージと3種類あり、初回は12月9日に開催、今後も定期的に催行する予定としている。
(やまとごころ編集部)
編集部おすすめ関連記事:
関連インバウンドニュース
2024.11.18
2024年のベスト・ツーリズム・ビレッジ発表、55地域認定。日本は鹿児島と山形の2地域が選出-UN Tourism
2024.11.08
インドネシアZ世代の訪日関心度や購買パターン調査、95%が日本旅行に興味あり。旅行予算金額は?
2024.11.01
中国10都市で安全安心に関する意識と要望を調査。訪日客の災害時の不安や対応方法が明らかに
2024.10.21
2024年「世界の持続可能な観光地トップ100」発表。7年連続の釜石含む5地域入選、3地域がシルバーアワード受賞
2024.10.15
2023年の旅行・観光業界、CO2排出量減。持続可能な業界への成長を報告 ―世界旅行ツーリズム協議会
2024.10.07
Z世代の最新旅行動向を世界33カ国で調査。AIへの信頼度や、SNS利用について世界と日本の差が明らかに
2024.10.03
大手旅行雑誌で日本が「世界で最も魅力的な国」に、米国版・英国版でダブル受賞。東京 最も魅力的な大都市に
2024.10.01
旅の相互交流で地域活性化に繋げる、旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2024」開催