インバウンドニュース
ラグジュアリーホテルチェーンアマン創業者、人との繋がりをコンセプトに旅館ブランド立ち上げ。2021年春瀬戸内エリアで開業
2020.11.06
ラグジュアリーホテルチェーンのアマン創業者Adrian Zecha(エイドリアン・ゼッカ)と株式会社ナル・デベロップメンツは、旅館ブランド「Azumi(アズミ)」を立ち上げ、第1号となる旅館を来春、瀬戸内エリアに開業する。60年前に旅館に出会い、世界各国で多くのホテルブランドを立ち上げてきたゼッカ氏が「旅館の再定義」に挑戦するプロジェクトと位置づけて、国内各地への展開を見据えている。日本独自の宿泊形態である「旅館」の在り方と日本文化の伝承を紐解き、地域や人とのつながりを大事にしながら、アマンで表現してきた贅沢さとは一線を画す「本物の豊かさの形」を「Azumi」で表現していく。
1950年代、当時アジア特派員記者だったゼッカ氏は、家庭的でありながらもゲストへの”おもてなしの心”溢れる日本の旅館の宿泊形態に感銘を受けた。その原体験から、「Azumi」は「旅館は”人”である」を第一義として、地元とのインタラクティブで温かい繋がりをコンセプトに掲げている。旅館が街全体に連携をもたらす在り方を提案するという新しいアプローチで、それぞれの土地で育まれてきた伝統とコミュニティーを尊重し、未来の世代にも引き継がれていくことを目指している。また、ブランド創成期から六角屋・三浦史朗氏をプロジェクトチームに迎え、日本的建築の概念を重んじながら国際的に旅慣れた方々にも満足いただけるような設えが考え抜かれている。
「Azumi」第1号の開業予定地である瀬戸内の島は、農業も漁業も盛んな自然豊かな地域。広島から愛媛を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道」や各種アート系イベントも多く行われる、魅力的な旅行先だと感じて選んだという。旅館のネーミングは、いにしえの時代に日本の礎を築いた海洋民族の1つとされているアズミ族に思いを馳せて名付けられた。「Azumi」 立ち上げに至った想いとしてゼッカ氏は「極めて家庭的でありながら整っていてプライバシーを確保できる場所」である旅館を通じて「『豊かさの再解釈』を表現したい」とコメントしている。
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