インバウンドニュース
Go Toトラベル一時停止で旅行者減、GWは持ち直しの傾向も。Go Toトラベル参加事業者への調査結果発表
2021.05.14
観光庁は、11日、Go Toトラベル事業の参加事業者に対するウェブアンケート調査を実施し、予約状況等の結果を発表した。
このアンケート調査は、Go Toトラベル事業の一時停止措置が昨年末から継続されていること等を踏まえ、宿泊、旅行事業者の置かれている状況を把握するために行われたもの。アンケートは、4月19日から4月22日の日程で、Go To トラベル事業に参加する宿泊事業者2万8066社と旅行事業者6590社の合計3万4656社を対象として実施され、そのうち、5467の宿泊事業者と3117の旅行事業者から回答があった。
今回発表された調査内容は、2021年1月から5月までの宿泊業、旅行業の予約状況等で、1月から3月は実績、5月およびGWは予約状況、4月はウェブアンケート調査前までの実績とそれ以降の予約状況となっている。
まず、宿泊業に関する予約状況等では、対2019年比で70%以上減少したと回答した事業者が、Go To トラベル事業の全国一律の一時停止措置の影響もあり、1月は42.3%、2月は43%であった。3月には31%とやや持ち直したものの、4月は42.3%、5月は47.2%の見込みとなっている。
一方旅行業では、利用・予約の状況が対2019年比で70%以上減少したと回答した事業者は、1月は81.4%、2月は84%であった。3月がは76%、4月は81.5%、5月は84.2%の見込みで、旅行業者においても3月だけがやや回復していた。
このほか、ゴールデンウィーク期間の実績等について、追加でウェブアンケート調査を行っており、まとまり次第発表される予定だ。
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