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愛知県、ゼロからのインバウンド実践ガイドブック作成 農林漁業者等向け

2021.08.20

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愛知県が、農林漁業者等向けに、実務者ガイドブック「さぁ、はじめてみよう!ゼロからのインバウンド対応」を作成した。農林水産業を営む事業者がインバウンドの受け入れに取り組むことは、これまで「当たり前」としていた自身の事業の魅力や強みを見つめ直すことにつながり、事業の付加価値創出にも役立つとし、インバウンド事業への参画を促している。

実務をゼロから解説した当ガイドブックは、ステップ1の「外国人客にきてもらいたいと思う」から始まり、ステップ2「情報を整理」、ステップ3「情報を発信」、ステップ4「予約・問い合わせ対応の準備」、ステップ5「外国語によるサイン・POPの用意」、ステップ6「決済」、ステップ7「通信環境の整備等」まで、どう準備を進め、受け入れれば良いかが、具体的に学べるようになっている。

例えば「情報を整理」のステップでは、「自分にとっての『当たり前』が立派な『観光コンテンツ』」とし、日本人にとっての「単なる田舎の自然」は、インバウンドにとっては「手付かずの魅力的な自然」となることなど例に挙げ、日常をコンテンツ化するヒントが提供されている。「予約・問い合わせ対応の準備」では、聞き取れないなどのトラブルを防ぐ為、すべてメール対応にすることが提案され、「通信環境の整備等」では、Wi-Fi環境を整えることの重要性と、トイレの整備のポイントが解説された。

また、インバウンド対応に係る先進事例として、WEBサイトで外国人ホームステイの募集を行い、宿泊費の代わりに農家の仕事を手伝ってもらう信用経済型の取り組みを実施する果実農家「佳富案」や、茶園を活用した農作業や試飲の体験ツアーを企画し欧米から年間1500人が参加する「京都おぶぶ茶苑合同会社」などを含む11の事例が紹介されている。

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