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台湾在住の日本ファンに訪日意向を調査、6割超が入国制限解除後すぐの訪日を希望、一番人気は北海道
2021.09.09
訪日意欲の高い台湾在住ユーザーが利用する台湾最大級の訪日旅行メディアサイト「旅行酒吧(トラベルバー)」を運営するBEENOS Travel株式会社が、「今後の訪日意向に関するアンケート」を行った。調査期間は2021年7月1日から5日までで、台湾在住の会員2348名を対象とした。
まずこれまでの訪日回数を聞くと、「6回~9回」「10回~19回」が各25%で最も多く、「20回以上」の13%と合わせると、回答者の63%が6回以上訪日している。最長滞在日数は7〜13日が最も多く53%、14〜20日が13%、20〜27日が2%、28日以上も6%と、1週間以上滞在したことのある人が74%いることが判明した。今後、リピーターや長期滞在者向けの施策が重要になると考えられる。
コロナ禍の影響から、訪日旅行の準備内容にも変化が見られる。「入国制限が解除されてないかチェック」するとしたのは56%で、「目的地を決める(38%)」「訪日メディアを閲覧(37%)」などを引き離した。「訪日旅行は安全と判断した後、いつ日本に旅行したいか」という質問には63%が「入国制限が解除されたらすぐ」と答え、多くの人が訪日を待ちきれないようだ。
エリア別で訪問したい都道府県を複数回答形式で聞くと、「北海道・東北エリア」では北海道が85%、青森が78%と人気を集めた。「北陸エリア」では新潟69%、「中部エリア」では静岡が74%、「関東エリア」では東京が71%と人気が集中した。
「関西エリア」では京都が80%と飛び抜けて人気が高かった。「山陰山陽エリア」で一番人気だったのは67%の広島で、「四国エリア」では愛媛と高知が共に62%と人気をシェア、「九州エリア」は熊本が71%という結果になった。
訪日できない中、注目が集まる越境ECについては、約5割が「日本の特産品を越境ECで購入したい」と回答。一番人気は「お菓子類」で61%、次が「茶、ジュース類の飲料類」で33%、「お酒」が31%だった。「どのようなお酒が買いたいか」という問いには57%が「日本酒」とした。
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