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コンデ・ナスト・トラベラー英国版「2022年のベストホリデー・デスティネーション」 青森県八戸が冒険好きの旅行先に選出

2021.11.22

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アメリカの大手旅行雑誌で月間ユニークユーザー数190万人を誇るコンデ・ナスト・トラベラー英国版の「2022年のベストホリデー・デスティネーション」特集で、青森県八戸エリアが「冒険好きの旅行者向け」旅行先に選ばれた。2022年版において、日本から選ばれた唯一のデスティネーションとなり、今回リストアップされた世界中22カ所の旅行先に肩を並べた形だ。これまで、DMO「VISITはちのへ」では、特に歴史や生活文化に興味を持つイギリス・フランス・台湾に向けて八戸周辺の魅力を発信、世界基準のマーケティングに尽力しており、その成果が実ったことになる。

世界からピックアップされた冒険向けの旅先は7つで、アルゼンチンのシエラス・チカス、フィリピンのシキホール、オーストラリアのデインツリーなどと並んで八戸が選ばれた。紹介文では美しい自然や港風景の写真と共に、豊かな地域の魅力が挙げられている。それにも関わらず「外国人旅行者全体数のわずか2%」が訪れる場所と述べられ、混雑のない隠れた日本の名所としてアピールする内容となっている。

東北の震災からの復活振興シンボルとして2019年に全線開通したみちのく潮風トレイルや、2021年に世界遺産に登録された縄文遺跡など、訪日外国人旅行者にもわかりやすい注目ポイントが効果的にフィーチャーされた。自然体験の他に、地元の人々の生活や文化もじっくりと学べる世界的な旅トレンドに合った旅行先として、南部の伝統工芸、忠実に再現された1334年建立の史跡根城なども紹介されている。

2019年に設立された地域連携DMO「VISITはちのへ」では、持続可能な地域づくりのシステム構築を図り、地域の人口減少と経済の縮小阻止に向けて取り組んでいる。このような国際基準の活動により、交流人口の拡大と地域産品のプロモーション、新たなビジネス創出や雇用の拡大を狙っていくとしている。

 

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