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2022年GW旅行予約動向 HISが発表、各国の入国制限緩和により国際往来再開の兆し

2022.04.13

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HISが2022年の旅行予約動向を発表した。調査日は2022年3月31日で、調査対象は、HISのツアー、ダイナミックパッケージと航空券。調査対象出発日は、2022年4月29日~5月5日とした。前年同期対比の前年は2021年3月31日時点のもの。

2022年の予約の特徴として、予約時期が遅いことが挙げられる。コロナ以前は、訪日市場が活発だったため、予約のタイミングは年々早期化していたが、今年は感染の状況などを間際まで確認しながらの予約で、GWの予約数も4月に入ってからも増加している。

国内旅行全体では前年同期比126%と、緊急事態宣言が発出していた昨年と比較し好転はしているものの、コロナ以前に比べると回復には至っていない。ランキング1位の沖縄県は、本島滞在予約が減少し、宮古島、石垣島など離島が前年を超える数値となった。高級ホテルが好まれる傾向で、よりリゾート感ある滞在を求める需要が多いと推察される。3位の大阪府の伸びは、テーマパークが注目を集めている結果で、5位の長崎県では、今年30周年を迎えた「ハウステンボス」を絡めたツアー申込みが多く、ハウステンボス直営ホテルの予約数が前年比906%で滞在時間も伸びている。

海外旅行全体では、日本と各国の入国制限が緩和されつつあることから、前年同期比507%と大きく伸びている。ワクチン接種証明やPCR検査、現地到着と帰国時の隔離など、コロナ渦による海外渡航の煩雑さと必要経費が渡航の妨げとなってきたが、これらの条件を撤廃し、コロナ以前と同じ入国条件にする国も複数出てきた。日本でも各国の感染症危険レベルを引き下げるなど、状況としては好転を迎えている。

予約者数ランキング1位のハワイは、3回目のワクチン接種が完了していれば日本帰国時に待機隔離が免除される。入国時も、条件とされていた事前登録とPCR検査での陰性証明が撤廃され、事前登録は不要となり陰性証明も抗原検査が認められるようになったため、費用を抑えることが可能となった。ハワイ以外でも、各国の入国条件は日々変更されており、国際往来の再開に向けて踏み切る姿勢が見受けられる。

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