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観光再開に向け、海外旅行に関する意識調査Airbnbが発表。アジア方面へ高い関心

2022.05.02

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Airbnbは、調査期間YouGov社と協力し、日本・韓国・中国・インド・オーストラリア・米国の6カ国に住む約6000人を対象に、2022年4月13日〜23日にかけて「海外旅行に関する意識調査」を行った。新型コロナウイルス感染症の蔓延防止策として敷かれていた国境規制が緩和されつつある最近の各国の動きを受け、次の海外旅行先として注目されているエリアを明らかにしたもの。ここではインバウンドの視点から、日本人以外の調査結果を紹介する。

この調査で、次回の旅行先として特に注目を浴びているのは、日本を含んだアジア太平洋地域であることがわかった。「アジア太平洋地域内の都市を訪れることができたら検討したい」と答えたのは、オーストラリアと中国の回答者の約半数、インドの48%、韓国の58%に上り、米国でも回答者の3分の1以上である35%となった。

「パンデミック時にこれまでは当たり前だった海外旅行を恋しく思った」と答えたのは、中国では52%、米国では35%となり、今後において出来る限り海外旅行をしたい、と回答している。また、「再び海外旅行ができることを楽しみにしている」と答えたのは韓国とインドでは70%以上、オーストラリアが70%、中国が36%だった。韓国では「今後より頻繁に海外旅行をする予定」と回答したのが62%に上った。次に高かったのはオーストラリアで52%、米国でも約10人に4人にあたる37%が同様の回答をしている。

「今後6カ月以内に海外旅行を計画している」とした人も多く、米国で30%、オーストラリアで31%となっている。旅行時期に対する意識も変わり、「新型コロナウイルスの感染拡大前に比べて、閑散期に海外旅行をすることに前向きだ」と回答したのは、韓国、中国の65%に上った。インドとオーストラリアでも半数以上、米国でも39%が同様に回答した。

「海外旅行は視野を広げ、異文化交流における重要な手段だと信じる」と回答したのは米国で36%、「これまで訪れたことのない人里離れた目的地を体験したい」としたのは、各国においてそれぞれ4分の1以上、という結果になった。

Airbnb APACリージョナルディレクターによると「アジア太平洋地域各地域における観光事業の再開に伴い、旅慣れた場所でも新しい場所でも、新しい旅行体験ができるよう、これからもイノベーションに力を注いでいく」という。

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