世界最大の旅行プラットフォームであるトリップアドバイザーは、10日、今年で20回目となる「2022トラベラーズチョイスベスト・オブ・ザ・ベストホテル」を発表した。

今年のトラベラーズチョイスベスト・オブ・ザ・ベストホテルは、2021年1月1日から2021年12月31日までの1年間、トリップアドバイザーに寄せられた口コミと評価の質と量に基づいて集計されたもの。2020年に引き続き2021年も浮き沈みの多い1年ではあったものの、人々は可能な範囲で旅行をし、世界中で休暇を過ごしたようだ。

今年の部門は、ベストホテル、旅館（B＆B、イン）、ラグジュアリー、小規模宿泊施設、オールインクルーシブ、ファミリー、ロマンティック、人気のある新オープンのホテル、に加えて3つの新部門、水辺にあるホテル、山間部のロッジとリゾート、非日常を楽しむホテルの11からなる。

ベストホテルの世界1位に選ばれたのは、コスタリカの「トゥレマー バンガローズ ＆ ヴィラズ」で、日本のベストホテル1位は、昨年「人気のある新オープンのホテル」部門で世界9位にランクインした「エースホテル京都」だった。

旅館（B&B、イン）の世界1位はイギリスの「トルソン コート – ゲスト ハウス」が、日本の1位は京都府の「料理旅館白梅」が、それぞれ受賞した。

ラグジュアリー部門の世界1位は、ギリシャの「Ikos Aria」で、日本1位は北海道の「クラブメッド 北海道トマム」、 小規模宿泊施設の世界1位は、トルコの「ホワイト ハウス ホテル イ スタンブール」で、日本1位は京都府の「料理旅館白梅」だった。

オールインクルーシブやファミリー部門は、日本リストがないものの、沖縄県の「クラブメッド石垣島」がオールインクルーシブ部門でアジア9位、ファミリー部門では、北海道の「クラブメッド北海道トマム」がアジア8位、千葉県の「グランドニッコー東京ベイ舞浜」が16位、大阪府の「ホテルユニバーサルポート」が19位、兵庫県の「淡路島観光ホテル」が22位にランクインするなど、4施設が受賞した。

そのほか、今年新たに設立された部門の1位を紹介すると、水辺にあるホテル部門では、ギリシャの「IkosAria」、山間部のロッジとリゾート部門では、コスタリカの「トゥレマーバンガローズ＆ヴィラズ」、非日常を楽しむホテル部門では、トルコの「カヤカピプレミアムケーブズ-カッパドキア」がそれぞれ受賞した。

同社のCCOカニカ・ソニ氏（Kanika Soni）は「洞窟ホテルや水上コテー ジなどユニークな宿での体験を求める旅行者もいれば、古風で小規模な宿泊施設を求める旅行者もいます」と述べ、多種多様な宿泊施設が求められているとしている。