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訪日観光再開に向け米豪タイなどで実証ツアー、観光庁が5月中に実施

2022.05.18

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観光庁が、外国人観光客受け入れ再開に向けて必要な材料を収集するため、訪日ツアー形式の実証事業を5月中に実施すると発表した。

感染防止対策の遵守方法や緊急時の対応について検証を行い、旅行会社や宿泊事業者等が留意すべき点をまとめた「ガイドライン」を策定し、関係者に周知する狙い。実証ツアーの出発国は米国、豪州、タイ、シンガポールの4カ国で、ワクチン3回接種済みであることが参加条件だ。参加者には民間医療保険への加入等も義務付けられる。

緊急事態宣言等が発令されておらず、都道府県が同意した地域を対象に、受入を行う。また、行程があらかじめ決められた少人数のパッケージツアー形式で添乗員が同行するものに限られ、行動管理は日本国内の旅行会社が行う。

検証項目として、効果的な感染防止対策の遵守方法、陽性者発生時を含む緊急時の対応、陽性者の発生状況などがあげられている。

この実証事業は、2021年11月末からのオミクロン株に対する水際対策の強化を受け、実施を見合わせていたもの。詳細は、日本旅行業協会と連携して決定する。

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