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2022年秋の旅行動向、物価高に関わらず旅行出費増やす日本人4割も旅行への抵抗も高く

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トリップアドバイザーが、日本を含む世界6カ国の旅行者への意識調査とサイトの利用状況データを基に、2022年秋の旅行動向を発表した。意識調査は2022年7月にアメリカ、イギリス、イタリア、オーストラリア、シンガポール、日本の6カ国で実施され、合計2764 人以上が回答。利用状況データは、トリップアドバイザー上で2022年9月1日~11月30日の旅行期間を対象に2022年6月の行動データより算出された。

意識調査によると、2022年秋(9月1日~11月30日の期間)の旅行を計画していると回答した日本人旅行者は 51%となり、昨年同時期の33%と比較すると大幅な上昇が見られた。

また、2021年秋の旅行での出費と比べて今秋の出費が「かなり増える」と回答した日本人旅行者は10%で、「増える」が30%だった。「かなり増える」と「増える」の合計が40%であることから、旅行への消費意欲の高さが窺える。

さらに、物価の上昇が今秋の旅行に影響を及ぼすかという質問には、「物価上昇があっても、 計画通りに旅行する予定」と回答した日本人旅行者は45%で、調査対象国6カ国中、日本がトップだった。アメリカとイギリスが37%、オ ーストラリアが36%、イタリアが26%、シンガポールでは25%という結果だった。

一方で、旅行への考え方について聞いたところ、今秋の旅行に「ほとんど抵抗はない」または「全く抵抗はない」と回答した割合が最も低かったのは日本で53%だった。アメリカ、オーストラリア、シンガポールは94%で、イギリスは93%、イタリアは90%だった。

日本人は、旅行への出費を惜しまないものの、新型コロナウイルス感染症に対しては慎重であることが表れている。

日本人の利用状況データによると、日本国内では浦安市が、海外ではハワイが、それぞれ人気観光地ランキングのトップについた。国内では沖縄から4カ所が、海外ではアメリカから4カ所(グアム含む)が、トップ10入りしているのが目立つ。

 

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