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東京・福岡のおもちゃ博物館、日本初「寄付つき入館券」の販売を開始

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東京おもちゃ美術館と福岡おもちゃ美術館は9月1日に、入館券と同館への寄付がセットとなった入館券の販売を開始した。

同館は、「一口館長制度」に基づくお金の寄付と、ボランティアスタッフである「おもちゃ学芸員」の時間の寄付によって成り立っている「市民立」のミュージアムで、NPOならではの参加型のミュージアムとして評価を受けている。

過去には、クラウドファンディングサイトReadyforによる「Ready for of the Year」や、先駆的なファンドレイジング(社会をよりよくしていくための資金集め)を行った団体に贈られる「日本ファンドレイジング大賞」、愛着のある地域をより良くしようと頑張る団体や個人を表彰する「ふるさとづくり大賞」などを受賞。東京おもちゃ美術館は、90年近く前に建てられた古い小学校が活用されている。

コロナ禍でも安心して遊べる環境をつくるため、定員数を通常時の半分に制限し、チケット予約システムでの事前予約制を採用している。

今回、通常の子ども、おとなの入館券に加え、同館への寄付(一口3000円)と入館券がセットになったチケットの販売を開始した。東京おもちゃ美術館の場合、おとな1100円+寄付3000円=4100円のチケットが選択肢に加わり、9月16日分以降の入館予約が対象となる。

美術館を運営するNPO法人芸術と遊び創造協会の調査によると、入館券と運営館への直接寄付がセットになったチケットの販売は、2022年8月末時点で国内の美術館・博物館では初だという。

寄付額は一口3000円に設定されており、寄付の特典として、館内で人気の木育遊具のひとつである「木のタマゴ」に名前の刻印を行う。名前が刻印された木のタマゴは、館内で実際に遊具として使われる。

 

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