インバウンドニュース
米国の大手旅行雑誌「世界で最も魅力的な大都市ランキング」東京3位、列車旅行部門ななつ星in九州が1位に
2022.10.07
やまとごころ編集部米国の大手旅行雑誌「Condé Nast Traveler(コンデ・ナスト・トラベラー)」は5日、2022年の読者投票ランキング「Readers’ Choice Awards」を発表した。
今年で35年目を迎えたReaders’ Choice Awardsでは、ホテルや航空会社、クルーズ、島など、読者が最も好む旅行体験が選出される。今年の読者投票は、約25万人がアンケートに答える形式で行われ、「世界で最も魅力的な大都市トップ10」で東京が3位となった。2021年は、日本の3都市、東京、大阪、京都が揃って初のトップ3となったが、2022年は残念ながら、大阪、京都は圏外となった。
このリストの常連である東京は、現代的なネオンの高層ビルと静謐な寺社の共存や、他に類を見ないストリートスタイルと何世紀にもわたって受け継がれてきた礼儀作法など、その相反する要素で人々を魅了し続けている点と、世界有数の美食の都である点が評価された。
今回1位となったシンガポールは、昨年の4位から躍進。ニューヨークからはシンガポール航空の直行便が就航し、単なるストップオーバーの域をはるかに超えた活気にあふれた街だ。現代アートや、新しいホテルが次々とオープンし、スタートアップ企業やイノベーションに力を入れており、常に新鮮な印象を与えると、評価が高い。
また、「世界で最も魅力的な国トップ10」で、日本は昨年の3位から1つ順位をあげ、2位となった。他のカテゴリーで注目なのが「世界で最も魅力的な列車の旅」部門で、ななつ星in九州が1位を獲得した。
鉄道ファンにとって、ななつ星in九州は最も豪華で広くて快適な乗り物の一つだ。ベッド、洗面台、ディナープレートなど、日本の職人による技巧が光り、サービスも充実している。また、2022年10月からは1泊2日の旅が可能になり、定員も30名から20名に減ったことでより広々とした贅沢な時間を過ごすことができるようになったことなどが評価された。
The Best Big Cities in the World
1. シンガポール
2. バンコク(タイ)
3. 東京(日本)
4. メリダ(メキシコ)
5. ケベックシティ(カナダ)
6. ケープタウン(南アフリカ)
7. ムンバイ(インド)
8. クスコ(ペルー)
9. イスタンブール(トルコ)
10. モントリオール(カナダ)
Top Countries in the World
1. ポルトガル
2. 日本
3. タイ
4. シンガポール
5. インド
6. ギリシャ
7. デンマーク
8. イギリス
9. イタリア
10. ニュージーランド
関連インバウンドニュース
-
2025.03.14
旅館・ホテル市場の売上高、24年度は過去最高の5.5兆円の見込み。インバウンド獲得で前年度比「増収」は3割超え
-
2025.03.11
2024年の越境ECレポート、日本の売れ筋商品や人気カテゴリが明らかに ーイーベイ・ジャパン
-
2025.03.07
検索ワードから分析、2024年末〜2025年春節の訪日客購買動向。1位となった商品は?
-
2025.03.05
日本の飲食店の2024年予約動向、インバウンド予約数は過去最多。「Googleで予約」が大幅増
-
2025.03.04
円高が訪日需要に与える影響調査、4人に1人が「旅行をためらう」と回答。消費動向に与える影響は?
-
2025.02.26
免税対応の小売店「2026年免税制度改正」の認知率は約65%。改正に向けた準備状況は?
-
2025.02.21
2024年の日本酒輸出動向、金額2位のアメリカは前年比125.9%増、EUは過去最高を記録。トップの中国は減少
-
2025.02.12
訪日客の購買動向を土産物屋で調査、リピート購入問い合わせ「あり」が8割近く。オンライン購入の整備が課題に