インバウンドニュース
持続可能な観光に向け、旅行者のサステナブルな「宿」の選択 楽天トラベルがサポート
2022.11.15
やまとごころ編集部楽天トラベルは、国内の登録宿泊施設におけるサステナビリティへの取り組み内容を紹介する「サステナビリティアイコン」を新たに公開した。
この取り組みは、楽天グループ株式会社が推進する環境・社会・経済に配慮した持続可能な社会を目指すことを目的とした「Go Green Together」プロジェクトの一環として行われたもので、利用者は、旅行予約の際にこれらの情報を確認することで、各宿泊施設のサステナビリティへの取り組みを理解し、それぞれの旅行スタイルに適した宿泊施設を選ぶことができるようになる。
また、サステナビリティへの取り組みにおいて一定の基準を満たす宿泊施設に付与する「サステナブルトラベルバッジ」についても、順次公開を予定している。
楽天トラベルが2021年に行った意識調査によると、旅行先や宿泊先におけるサステナビリティの課題に対して、7割以上が何らかの問題意識を感じていることがわかった。また、旅行や観光をする前に、「宿泊施設や観光地のサステナビリティ活動への取り組み」について、情報が十分に得られていないとの回答は65.4%と半数を超えるなど、旅行をする際に参考となる情報が不足している状況が明らかとなった。こうした状況を受け、楽天トラベルは「サステナビリティアイコン」の公開に踏み切った。
宿泊施設のサステナビリティへの取り組み内容を紹介する「サステナビリティアイコン」は、廃棄物・水資源・エネルギー・自然環境・食・伝統/歴史・多様性・地域貢献の8つのカテゴリに分かれており、その宿泊施設がどのような分野でサステナビリティに取り組んでいるのかを一目で見ることができる。サステナビリティへの取り組みが一定の基準を満たしている宿泊施設に付与する「サステナブルトラベルバッジ」は、取り組み内容の度合いに応じて星の数が2段階で表示され、バッジが付与された宿を検索時に絞り込んで選ぶことも可能となる。
▲サステナビリティアイコンのカテゴリ一覧
さらに、楽天トラベルでは宿泊施設のサステナビリティへの取り組みを推進するためのハンドブックを作成し、登録宿泊施設向けに公開している。「サステナビリティアイコン」「サステナブルトラベルバッジ」「ハンドブック」はいずれも、楽天トラベルが独自に作成し、サステナブルな旅行を推進する業界団体である一般社団法人JARTAによる監修を受けたもので、また、これらの取り組みやサステナブルがコンセプトの宿情報などをまとめた特設ページ「楽天トラベルと始める 旅行×サステナビリティ」も公開している。
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