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ホテルのない地域にエアビー宿泊施設が貢献する「観光振興」のデータAirbnb発表、日本で人気の市町村も明らかに

2023.07.11

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Airbnbはこのほど、Airbnbのリスティングを通じてホテルがない地域の民間宿泊施設と旅行者が繋がることにより、世界及び日本全国の注目度の低い地域やコミュニティへの誘客効果が見られるというデータを発表した。2023年3月以降、世界で13,000都市、日本では74の市町村で初めての予約が入っており、未開拓のエリアに旅行者の関心が向かっていることもわかった。

2022年に収集したデータでは、日本国内のホテルがない地域でAirbnbを介して宿泊したゲストは6万7000人を超え、結果的にホストへ約7億4500万円の収益をもたらしたことが判明。観光客の新たな旅の実現と、地域の経済活性化という相乗効果があった。また同年にAirbnbを利用してゲストが滞在した世界中の異なる都市は10万以上、滞在したコミュニティの数も2017年に比べ世界全体で25%の増加があり、新しい目的地への興味が広がっていることがわかる。

世界旅行協会のデータによると、海外から日本への旅行者数は、パンデミックにより70%以上の減少があった。旅行スタイルはパンデミック前に一般的だった「海外旅行や都市部での休暇」のほか「国内旅行や地方での長期滞在」も注目され、混雑しがちな大都市ではない旅の選択肢に人気が集まっているという。

2020年3月以降、初めて予約された日本の人気市町村の上位5つは以下の通り。

1.山梨県南アルプス市
2.香川県まんのう市
3.埼玉県長瀞町
4.高知県日高町
5.北海道清水町

国内観光は、コロナ禍や経済的に不安定な時代でも計画が立てやすい、手頃な価格といった利点がある。速い回復力と直接的な経済効果の観点から国内観光は重要であり、より多くのエリアで新しい宿泊体験の提供に励んでいく考えだ。

今回の集計データから、Airbnbが長期滞在を希望するゲストに対してシンプルかつ柔軟に滞在先を検索できるよう導入する「柔軟な検索」機能で宿泊予約をしたゲストは、従来の検索機能の利用者に比べ、上位20の人気都市への宿泊確率が23%低く、上位50都市の滞在確率も約18%低いことがわかった。同検索機能の利用者は、東京で最も人気のある浅草で宿泊予約をする可能性が18%低く、定番の人気エリア以外に宿泊する可能性が約5%高いことも判明した。

Airbnbでは「このような『分散型旅行』は、地域活性やコミュニティ創出に効果があり、特定観光地の過密緩和に貢献する。マスツーリズムが生み出す課題に対するソリューションとして、積極的に提供していきたい」と話している。

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