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全国の2023年お城入場者数ランキング、1位は大阪城。外国人に人気のお城は?

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インバウンドを含めた全国189城の入城者数を、日本の城の愛好者が利用するサイト「攻城団」がランキング形式でまとめて発表した。2023年1月〜12月の入城者数を集計したもので、過去9年間行っているが、今回の調査城数は過去最多となった。また、インバウンド入城者数の集計は今回が初めてとなる。

まず、有料施設の城は、1位が大阪城で年間入場者数が前年比204.6%の240万2157人(有料比率87.6%)となった。2位は名古屋城で前年比134.7%の205万9707人(83.9%)、外国人比率は20.2%だった。3位は二条城で185万6673人(88.6%)、4位が姫路城で147万9567人(92.8%)、外国人比率30.6%だった。今年の集計はないものの、コロナ後に急伸し、2022年の6倍以上になった現在のインバウンド数を鑑みると、大阪城、二条城、首里城などは訪日客数の割合が大きいと推測される。

無料見学できる城を加えたランキングでは、1位金沢城公園、2位大阪城、3位名古屋城、4位二条城、5位姫路城となった。無料施設である江戸城と仙台城もランクインしている。

外国人比率ランキングで今年1位に輝いたのは江戸城で、入場者の約半数である47%が訪日客であることがわかった。以下、2位姫路城(外国人比率30.6%)、3位名古屋城(同20.2%)、4位熊本城(同18.7%)、5位松本城(同18.0%)となっており、訪日客数を平均すると、おおよそ2割がインバウンドであることがわかった。8位の彦根城や10位の小田原城は、それぞれ5.2%、8.4%という数字でこれから伸びしろがあり、訪日客率増加に期待できるとしている。

コロナ禍前である2019年の業績と、2023年を主な城で比較してみると、姫路城と二条城以外の大阪城、名古屋城、松本城はほぼ同水準まで回復を見ていることもわかった。円安という追い風を受けて伸び続ける訪日客数を考えると、インバウンドの影響が大きいこれらの城の、2024年の入場者数に注目したい。

 

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