最高の旅行体験を世界中から選び、表彰するアワード「Viator Experience Awards」2024年の受賞者がこのほど発表された。オーストラリア発のViatorはトリップアドバイザーの傘下にある海外OTAで、世界最大の旅行マーケットプレイス。2023年1月〜12月の1年間にサイトに旅行者が残した評価や予約数などをもとに、世界30万件の体験・アクティビティから選出している。

世界を11地域に分けた各トップ20と、「食べ物」など5つのカテゴリー別に分けた世界5地域からの各トップ10が発表されている。11地域それぞれで1位を獲得したツアーは以下の通り。

各地域別の人気体験を見ると、USAでは「ボストンウォーキングツアー」「コロンビア峡谷と滝の半日ハイキング」など。西ヨーロッパでは「ルーブル美術館特別ガイドツアー」や「アムステルダム運河クルーズ」、中東・アフリカでは「ドバイのアラジンツアー」や「四輪バイクによる砂漠ツアー」などが挙がった。文化体験と料理体験が上位にランクインする傾向が見られた。旅行者は歴史ツアーや料理教室、ストリートフードツアーを通じて現地文化に深く触れていることが分かる。

日本は「アジア・太平洋地域部門」の中で、4つのツアー・アクティビティが表彰された。1つ目は、東京都内の滞在ホテルからピックアップ付き、各スポットでの滞在時間や訪問地の選択など融通が効く「富士山と箱根１日プライベートツアー」。2つ目は「政府登録ガイドが案内する東京6時間ツアー」で、18の名所から自分が行きたいスポットを選ぶと、通訳案内士が希望に従ってツアーを組んでくれる。3つ目は「大阪フードツアー」で、有名な海外の日本のローカル食番組で紹介されたスポットを巡ることができる。4つ目は新宿の裏通りを訪れる「新宿の居酒屋・バーを巡る夜」で、ガイドなしでは訪れにくいエリアや飲み屋を探検できるのが人気のようだ。

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