インバウンドニュース
訪日客の滞在中の食事の嗜好は? 日本食に対する意識調査、GOOD LUCK TRIPが実施
2024.08.07
多言語旅行情報サイト「地球の歩き方GOOD LUCK TRIP」が、外国人旅行者の日本食に対する意識調査を行い、その結果を発表した。過去10年以内に訪日旅行経験のある10~60代の男女計725人を対象に、2024年6月~7月にかけて行われた。なお、対象者は英語圏174人、韓国語圏80人、簡体字圏99人、繫体字圏372人だった。調査では、訪日した際の日本食への満足度や、訪日中に日本食でない料理を食べたくなる人の割合、その行動などを調査している。
まず「日本旅行の際に日本食に満足しましたか」と聞くと、「満足」と回答した人の割合が一番高く、59.4%になった。「やや満足」は31.3%で、この2つを合わせると90.8%になり、大多数の訪日客が日本食に満足していることがわかった。
次に「日本旅行の際、日本食ではない料理を食べたくなりましたか?」と聞くと、「食べたくなった」と回答したのが一番多く、38.5%。「特に意識しなかった」が次で38.2%、「食べたくならなかった」が3番目で23.3%と、一番低かった。
前問で2番目に多かった「日本旅行の際、日本食ではない料理を食べたくなった」と答えた279人に、その理由を選んでもらうと、一番多かったのが「食のバリエーションを楽しみたかった」で8割近い77.1%となった。次が「特定の国や地域の料理が好きだから」で37.3%となっており、大きく差がついている。日本食以外で日本で提供されている料理にも、訪日客が高い関心を示していることが明らかになった。
次の質問、「日本食ではない料理を食べたくなった際、取った行動をお選びください」では、最多である「飲食店を利用した」が8割近い、79.9%となった。次に多かったのが「お店で商品を購入した」の69.2%となった。コンビニなど、手軽に食のバリエーションが楽しめる日本の文化に、影響されている面もあるのでは、と結んでいる。
▼インバウンドが増えている飲食店
訪日客をよく見かける人気の飲食店は? 都市部と地方部での差も明らかに ーぐるなび調査
▼ヴィーガンの日本食ツアーもあります
お好み焼き、カレー、ラーメン…一見すると普通のツアーに参加者が大満足。10日で150万円の特別な訪日旅行の中身
関連インバウンドニュース
-
2025.07.24
訪日客の移動方法調査、Google Map利用率は9割超え。公共交通の課題も明らかに
-
2025.07.10
SNS口コミで選ぶランキング、大阪が2025年の都市魅力度1位。日本6都市が上位
-
2025.06.20
東南アジア2カ国で訪日好感度100%、Google活用は共通傾向 ー2025年親日度調査
-
2025.06.16
大阪・関西万博、奈良公園が訪日客の滞在先1位に 関西周遊傾向強まる
-
2025.06.10
韓国人の海外旅行動向、2年以内に7割が海外旅行。訪日率は約半数、情報収集は世代間で差
-
2025.05.27
2025年夏の旅行動向、旅行者の8割が“体験”重視。支出も増加傾向 ートリップアドバイザー
-
2025.05.13
外国人は「大屋根リング」に高評価も、多言語対応など課題明らかに ー大阪・関西万博レビュー分析
-
2025.04.15
訪日客1500人に聞いた大阪・関西万博への本音、認知度7割も「混雑・費用」がネックに