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中国の若者のトレンド、小紅書ユーザーの検索から分析、旅行では「小さな町」「博物館訪問」などが急増
2024.08.20
中国のSNSプラットフォーム「小紅書(RED)」が、2024年上半期の検索データからユーザーのライフスタイルの分析レポートを発表した。2023年末時点の月間アクティブユーザーは3億人でその半分がZ世代、全体の70%が検索エンジンを日常的に活用しているという。レポートによると、ユーザーの1日における検索数は平均6回で、新規ユーザーがREDで最初に使う機能も検索エンジンであることが判明した。
その検索トピックは多岐に渡るが、旅行では「小さな町の観光」がトレンドとして挙げられた。「博物館訪問」も急上昇しており、検索数1200万回超えとなり博物館だけのために旅をするなどの行動が見られる。旅行者として世界中を訪問し、旅の記録を残すことを意識しているようだ。歴史や文化をテーマに探索し、面白いデザインの冷蔵庫マグネットなど、博物館のお土産購入もトレンドとなっている。
動物関連では、REDを利用したペット命名がトレンドで、犬よりも猫が人気。会社で猫を飼う「オフィス猫」も注目されており、猫関連の検索量が犬に比べて約2600万件多いことがわかった。
食べ物では、料理の初心者が調理のチュートリアルを検索している。最も検索された料理は「コーラチキンウィング」で、閲覧数はレポート発表時点で3億5470回だった。春節期間中の検索では「♯一人食」が多く、11万人に達している。
フィットネスでは「シティウォーク」が特にZ世代の間でトレンド。散歩ルートや散歩時の服装アイデアなどと共に、「♯散歩する」が盛り上がっている。
ファッションでは、若い男性がコーディネートに気を使い、イメチェンをすることが人気のようだ。「他人の意見をちゃんと聞く」という意味の「♯聴勧」も大人気となった。女性はハイヒールよりスニーカーへの関心が高く、快適さが優先されている。
学習は「成人学習」がヒットしており、30歳以上のユーザー8万人が、学問の機会を検索していることがわかった。人間関係では、男性ユーザーの約95万人が「別れた後にパートナーと和解する方法」を模索。職場関係では「会議中に笑いをこらえる方法」、心理学関係では「周りの人のMBTI(性格)を見分ける方法」などが挙がっている。
RED検索から得られる新しい発見や、共有できる感情に安心感を得ると同時に、ライフスタイルの参考にしていることが伺える。
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