インバウンドコラム
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年には4000万人の訪日外国人(インバウンド)を迎える! 当初の目標2000万人という数字を政府が倍増させたのは、2015年に2000万人近い訪日客数を記録したからです。そして昨年は2400万人、今年は4月の時点ですでに910万人を超えています。毎年、確実に4000万人に近づいているのです。
こうしてインバウンドに熱い視線が注がれるなか、「これから取り組むのでは遅い」と感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、今からでも決して遅くありません。たとえば、三重県では2015年頃からゴルフツーリズムという、テーマを絞ったインバウンド客の呼び込みを試みていて、実際に中国や韓国を中心に、年間約2万人の集客に成功しています。佐賀県では、ロケ地を誘致したタイ映画が2014年に大ヒットした結果、佐賀県への訪問したタイ人は2013年の370人から急増して、2016年には5,820人を数えました。このようにインバウンドには、まだまだ伸びしろがありますので、今からでもぜひチャレンジしてください。
インバウンドでビジネスを始めるときの基本中の基本となるのは、次の7つのステップです。
① 情報収集する
② 目的・ターゲットを明確にする
③ 現状を把握する
④ 自分たちの魅力を発見する
⑤ ビジネスを組み立てる
⑥ 情報を発信する(集客の施策を行う)
⑦ 改善を繰り返す
書籍『インバウンドビジネス集客講座』では、これらの7つのステップのうち⑥の「情報を発信する」に焦点を当て、集客の施策を紹介した一冊となっています。
すでに集客を試みたことがあるがうまくいかなかったという方たちもいらっしゃるでしょう。スタートの段階でうまくいかない場合、その原因の多くは集客の全体像を把握できていないことにあります。それでは、集客の全体像を把握するためにはどうしたらいいか。本書では、そうした方たちにも、これからインバウンドビジネスにチャレンジしようという方にも参考になる、考え方や具体的な施策をご紹介しています。
書籍よりインバウンドビジネスの集客に重要なポイントをPick Upして、こちらのサイトで数回に渡り連載していきます。「集客」の課題解決のヒントになれば幸いです。
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