インバウンドコラム
「インバウンドに取り組みたい、外国人観光客をたくさん呼びたい」という相談を受けたとき、私がまず尋ねることは、インターネットを活用しているかどうかです。なぜなら、インターネットはインバウンドを集客するうえで欠かせないものだからです。
2016年末の時点で世界人口の半分にあたる37億7300万人(Digital in 2017 Global Overviewより)がインターネットを利用しています。「インターネットでの情報収集はしない」という旅行者は、ほとんどいません。紙媒体が情報収集の中心だったひと昔前の旅行スタイルとはまったく違っているのです。
特に世界の旅行トレンドであるFIT(個人旅行者)に限って言えば、ほぼ100%がタビマエ、タビナカ、タビアトでインターネットを利用します。インターネットを使えば、世界中の旅行者に直接アプローチできるのです。
もちろんそれ以外の施策も重要ですが、インターネットには、規模や業態に合った多彩な活用法があるため、あらゆる業種・団体におすすめできます。
ひと口にインターネットといっても、いろいろな性格を持ったサービスがありますので、「何から手を付けたらいいかわからない」という人も少なくありませんが、何はなくとも、自社サイトを持つことが必須です。これが〝ホームベース〞として自分たちの顔となります。
それではインバウンドにおける目指すべきサイトとはどんなものでしょうか。次の4つの条件を押さえることが肝心です。
条件① 何屋か一目でわかること
条件② スマホに対応すること
条件③ サイト内でのアクションを意識する
条件④ 外国人目線で制作すること
いかがですか。イメージはつかめたでしょうか。書籍『インバウンドビジネス集客講座』では、目指すべきサイトの4つの条件について詳しく説明すると同時に、外国語サイトの考え方、自社サイトを制作する際の予算別の取り組み方から、参考にしたいサイトなど、自社サイト構築に欠かせない要素を詳しく説明しています。
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