データインバウンド
【訪日外国人数】2019年10月訪日客数5.5%減の249万7000人、ラグビー応援でイギリスからは86%増
2019.11.22
刈部 けい子日本政府観光局(JNTO)が発表した2019年10月の訪日外国人数は、前年同月比5.5%減の249万7000人となった。2018年10月を約14万人下回った。韓国からの訪日数がほぼ半減した今年8月も前年同月比で減らしたが、そのときの2.2%減よりもさらに大きな減少となった。
これにより1~10月の累計は前年同期比3.1%増の2691万4400人となった。

韓国市場は20万人を切る
韓国市場の落ち込みは引き続き大きく、10月は前年同月比65.5%減の19万7300人。前年10月と比べるとその数、実に37万3876人が減ったことになる。これは今年10月の台湾からの訪日客数より4万少ないだけで、それだけ減らしても全体の3位なのだから、いかに韓国市場がこれまで大きな位置を占めていたかがわかる。
その一方で、9月に引き続き、ラグビーワールドカップ出場国を含めた欧米豪9市場の訪日客数は伸び、前年同月に比べ16%増の42万人となった。また、東南アジア市場も前年同月比20%増の前後の伸びを示したところが多かった。

伸び率トップは2カ月連続でイギリス
市場別に見ると、前年同月は69.5%あった東アジア4市場のシェアが61.0%に減少した。これは、韓国の落ち込みに加え、中国も前年同月比2.1%増と伸び悩んだため。台風第19号の影響による航空便の欠航等、元安による一部訪日旅行商品の価格上昇の影響を受けたと見られる。その一方で、前述のように増加著しい欧米豪市場のシェアは前年同月を3.1ポイント上回る16.8%まで伸びた。
伸び率トップはイギリスで前年同月比85.6%増の、6万8400人が訪日。続いて、フィリピン、ロシアも30%台の伸びを示した。
市場別総数では中国が最多。以下台湾、韓国、香港、アメリカと続く。また、イギリスとロシアが単月として過去最高を更新したほか、14市場(中国、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ)で10月として過去最高を記録している。
編集部おすすめ関連記事:
【訪日外国人数】2019年9月訪日客数5.2%増の227万3000人、韓国6割減もラグビー開催追い風に欧米豪は好調
最新のデータインバウンド
-

2026年1〜3月の世界観光客数は3.07億人、前年比2%増も中東情勢で3月の成長急減速 ーUN Tourism (2026.06.12)
-

自治体・DMOが次に狙う訪日市場はシンガポール、高付加価値化を重視へ ーじゃらんリサーチセンター調査 (2026.06.10)
-

日本が世界9位で初のトップ10入り 2024年国際観光客到着数ランキング ーUN Tourism (2026.06.09)
-

ICCA国際会議ランキング2025、日本は世界6位 アジア首位を4年連続維持 (2026.06.04)
-

若年層は意識、高齢層は実践 サステナブル旅行に広がる世代差 ー2026年Booking.com調査 (2026.06.03)
-

2026年3月訪日宿泊4%減の1428万人泊 三大都市圏減少も鳥取・茨城など地方伸長 (2026.06.01)
-

2026年4月訪日客数5.5%減の369万人、イースター期ずれで欧豪減少も韓国・台湾は好調。累計1400万人突破 (2026.05.21)
-

食・文化体験の人気拡大、アドベンチャートラベル市場は利益率重視の成熟局面へ ATTA2026レポート (2026.05.14)
-

2026年2月訪日宿泊2%増の1404万人泊 台湾・韓国伸長、東アジア需要増で地方分散強まる (2026.05.01)
