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世界一の空港ランキング、1位は2年連続のドーハ・ハマド空港、2位羽田は多部門で好成績

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2022年6月16日にフランス・パリで開催された旅客ターミナルEXPOで、「2022 World Airport Awards」の各賞が発表された。これは英国ロンドンを拠点とする世界の航空格付け会社Skytraxによるもので、2021年9月〜2022年5月に行われた調査には100カ国以上の旅行客が参加し、対象となる空港は550を超えている。

 

世界最高の空港トップ3カタール、日本、シンガポール顔ぶれ昨年と変わらず

2022年の「世界最高の空港」に選ばれたのは、2年連続でカタールのドーハにあるハマド国際空港だった。2014年にオープンしたハマド空港は、多くの空港がコロナ禍で影響を受けるなか、2021年に1710万人の旅客を受け入れ、現在も拡張計画が進行中だ。設備の豪華さや充実したサービス、さらに世界最高峰の空港建築としても評価が高い。カタール航空のハブ空港であり、この冬に開催されるサッカーワールドカップの公式パートナーでもある。

この部門第2位は羽田空港、第3位はシンガポールのチャンギ空港と、トップ3の顔ぶれは昨年と変わらなかった。羽田空港は4年連続で2位となったが、日本からはほかに、成田空港が昨年から1ランクアップの4位、関西国際空港は1ランクダウンの10位に入った。

 

清潔な空港ランキング、羽田7連続1位。トップ10に日本の4空港ランクイン

羽田空港は「世界最高のアジアの空港部門」でも2年連続1位を獲得。さらに、「世界で最も清潔な空港」では7年連続9回目の第1位。第2位にシンガポールのチャンギ空港、第3位にドーハ・ハマド国際空港が入り、日本からはほかに5位から7位に成田空港、関西空港、中部国際空港が顔を揃えた。

羽田空港はさらに、国内線エリアの使いやすさや快適性などが総合的に評価され、10年連続で「世界最高の国内線空港」1位、4年連続で高齢者や障害者など、移動時のサポートを必要とする顧客への取り組みに優れている旅客ターミナルを選ぶ「世界最高のPRM /身障者用設備」の1位に選ばれた。また、この部門では2位に成田、3位に関空が入り、日本の空港がトップ3を占めた。

そのほか、シンガポールのチャンギ空港が「世界最高の空港スタッフサービス」と「世界最高の空港ダイニング」、イスタンブール空港が「世界最高の空港ショッピング」と「最も家族にフレンドリーな空港」を受賞、名古屋の中部国際空港は「世界最高の地方空港」に選ばれ、コペンハーゲン空港は「世界最高の空港入国審査」、チューリッヒ空港は「世界最高の空港セキュリティ」を受賞した。

Skytrax社CEOエドワード・プレイステッド氏は発表に際し、受賞者を祝うとともに、「受賞した空港は、この2年間、新型コロナウイルス感染症による多くの制約と旅行需要の大幅な減少に対処するために、非常に困難な日々を過ごしました。航空旅行が急速に通常のレベルに戻りつつある今、すべての空港にとっての課題は、旅行への期待が高まる中、お客様に最高水準のサービスを提供することです」と話した。

 

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