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【宿泊統計】2022年8月の延べ宿泊者数4745万人泊。行動制限なしの夏休みで前月より763万人泊増

2022.11.01

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観光庁が発表した2022年8月の宿泊統計(第2次速報)によると、延べ宿泊者数(全体)は2019年同月比で25%減の4745万人泊だった。前年同月比では51.6%増となった。

内訳は日本人延べ宿泊者数が2019年同月比で13.1%減の4672万人泊で、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比92.3%減の73万人泊だった。それぞれ、前年同月比では52.3%増、18.9%増となった。

また、2022年9月(第1次速報)の延べ宿泊者数は、2019年同月比で19.7%減の3914万人泊、日本人延べ宿泊者数は2019年同月比5.4%減の3832万人泊。外国人延べ宿泊者数は2019年同月比90.1%減の82万人泊だった。

8月の宿泊者数は、3年ぶりに行動制限のない夏休みとあって、久しぶりの帰省や旅行をした人が増えた影響で7月と比べると763万人泊増加した。日本人に関しては2019年の水準の8割強まで回復してきている。一方、9月の第1次速報では総数3914万人泊と、3カ月ぶりに減少に転じている。ただ、昨年も8月から9月へは減少しており、夏休みで一気に増えた反動が9月に出たものと思われる。

 

沖縄県に代わり、静岡県がトップ5入り

都道府県別の延べ宿泊者数では、東京都が494万9660人泊(2019年同月比30%減)で1位。以下、北海道、大阪府、静岡県、神奈川県と続く。トップ5の常連、沖縄県が7位に下がった代わりに、静岡県が今回4位に入った。7月は山口県、徳島県、高知県の3県がコロナ前の2019年同月比でプラスに転じていたが、8月はプラスになった県は1つもなかった。

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位がアメリカで12万6860人泊、ついで韓国(5万3660人泊)、中国(4万3330人泊)、タイ(2万2370人泊)、ベトナム(2万800人泊)となり、この上位5カ国で全体の45.2%を占める。コロナ前の2019年同月比で9割以上減少している国が多いなか、ベトナム、フィリピン、インド、インドネシアは3割~4割減まで回復してきている。

また、観光庁が10月12日に発表した主要旅行業者43社・グループの8月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対前年同月比241.9%(対2019年同月比40.2%)の1942億4881万円となった。

海外旅行は対前年同月比621.8%(対2019年同月比17%)の342億8222万円、国内旅行は対前年同月比227.5%(対2019年同月比60%)の1581億4522万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は対前年同月比34.6%(対2019年同月比10.2%)の18億2136万円だった。

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