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【宿泊統計】2023年12月の外国人延べ宿泊者数1230万人泊、大分で119%増。累計値2019年の水準まで回復

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観光庁が発表した2023年12月の宿泊統計(第2次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比で34.0%増の1230万人泊だった。また、日本人延べ宿泊者数は同1.3%増の3843万人泊となり、合計した延べ宿泊者数は同7.6%増の5074万人泊だった。外国人延べ宿泊者数は、11月から40万人増加し、3カ月連続の1000万人泊越えとなった。

また、2024年1月(第1次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比で28.9%増の1187万人泊、日本人延べ宿泊者数は同7.6%増の3601万人泊、合計した全体の延べ宿泊者数は同12.2%増の4788万人泊の見込みとなった。

 

冬シーズンで北海道が5位から3位に浮上。2019年比で大分と福岡が好調

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が428万5900人泊(2019年同月比73.9%増)で1位。次いで大阪府(215万4690人泊、同53.3%増)、北海道(117万4150人泊、同14.4%増)、京都府(108万910人泊、同35.4%増)、福岡県(54万7800人泊、同90.0%増)と続いた。北海道が先月5位から3位へ順位を上げた。

2019年同月との伸び率でみると、大分県が113.4%増でトップ、次いで福岡県90.0%増、東京都73.9%増、愛媛県57.5%増、大阪府が53.3%増だった。ちなみに、大分県の日本人延べ宿泊者数は3.4%減だったが、外国人宿泊者数の増加で全体では11.1%増となっている。ソウルからの増便などがあり、韓国からの宿泊客が5万5023人と最も多かった。

より広い面で2019年同月と比べてみると、三大都市圏(※1)で42.7%の伸び、地方部で8.1%の伸びとなっており、やはり王道の観光地を含む三大都市圏の人気がうかがえる。日本人も含めた全体の延べ宿泊者数(都道府県別)は東京都が911万3650人泊(2019年同月比16.3%増)で1位。以下、大阪、北海道、京都、千葉の順だった。

 

国別では韓国が1位、シンガポールが久々の5位に浮上

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が韓国(160万920人泊)、2位が中国(133万6270人泊)、3位が台湾(127万8610人泊)、4位が米国(86万7720万人泊)、5位シンガポール(77万890人泊)となり、この上位5カ国・地域で全体の57.9%を占める。

中国は先月よりも1つ順位を上げ、シンガポールが香港に代わり5位に入った。2019年同月比では、米国60.7%増、オーストラリア55.9%増、シンガポール43.5%増と好調を示し、中国とロシアとマレーシアを除くと2019年比では上回っている。韓国は295.6%増と一見突出して好調を示しているようにみえるが、韓国は2019年7月以降、日韓情勢により訪日を控える動きが発生し、当時は韓国からの訪日客数が大幅に落ち込んでいたことに留意したい。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2023年12月[第2次速報])

 

2023年の年間延べ宿泊者数(速報値)は5億9275万人泊

なお、観光庁は同日、年間値(速報値)も発表。それによると、延べ宿泊者数(全体)は2019年比0.5%減の5億9275万人泊(前年比31.6%増)だった。内訳は、日本人延べ宿泊者数が4億7842万人泊(2019年比0.4%減、前年比10.2%増)、外国人延べ宿泊者数は1億1434万人泊(2019年比1.1%減、前年比592.8%増)となった。延べ宿泊者全体に占める外国人宿泊者の割合は19.3%だった。

また、観光庁が2月9日に発表した主要旅行業者43社・グループの12月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対2019年同月比77.3%の2923億7378万円となった。

内訳をみると、海外旅行は同54.2%の846億3398万円、国内旅行は同93.7%の1927億9053万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は同93.7%の846億3398万円だった。2019年比では、11月よりも海外旅行は10%後退、国内旅行は10%上乗せとなった。

※1 )三大都市圏とは、「東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫」の8都府県をいう。地方部とは、三大都市圏以外の道県をいう

 

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