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【宿泊統計】2024年3月の外国人延べ宿泊者数は1298万人泊、6カ月連続で1000万人泊突破。石川県が急伸、北陸応援割後押し

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観光庁が発表した3月の宿泊統計(第2次速報)によると、外国人延べ宿泊者数は2019年同月比で36.4%増の1298万人泊だった。また、日本人延べ宿泊者数は同1.2%増の4213万人泊となり、合計した全体の延べ宿泊者数は同7.7%増の5511万人泊だった。外国人延べ宿泊者数は、昨年10月以来、1000万人泊越えが続いている。

また、4月(第1次速報)の外国人延べ宿泊者数は、2019年同月比で16.5%増の1315万人泊、日本人延べ宿泊者数は同4.1%減の3781万人泊、合計した全体の延べ宿泊者数は同0.5%増の5096万人泊となる見込みとなった。

 

石川県が急伸、北陸応援割の効果か

都道府県別の外国人延べ宿泊者数では、東京都が481万8990人泊(2019年同月比93.5%増)で1位。次いで大阪府(185万7890人泊、同28.1%増)、京都府(142万7740人泊、同44.4%増)、北海道(63万6540人泊、同8.2%減)、福岡県(54万1880人泊、同36.9%増)と続いた。トップ5の顔ぶれは2月と同じだが、京都と北海道の順位が入れ替わった。また、2月は6位に長野県がランクインしていたが、3月は姿を消し、代わりに10位に広島県が入った。

外国人延べ宿泊者数を2019年同月との伸び率でみてみると、石川県が137.9%増でトップ、次いで宮城県98.2%増、東京都93.5%増、長野県73.3%増、広島県70.7%増だった。

3月16日から旅行支援策の北陸応援割が始まったが、これは日本人だけでなく、インバウンド客も利用可能となっている。そのため、石川県では日本人が26.7%増と最多の伸びを示し、外国人に至っては2月の2019年比36.5%から3月は137.9%へ急激に伸びた。

三大都市圏(※1)と地方部の割合を2019年同月と比べてみると、三大都市圏で53.7%、地方部で6.5%の伸びとなった。

日本人も含めた全体の延べ宿泊者数(都道府県別)は東京都が972万1180人泊(2019年同月比45.3%増)で1位。以下、大阪府、京都府、北海道、神奈川県の順だった。

 

国別では台湾がトップに。2019年比ではオーストラリアで約125%増

国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数は、1位が台湾(141万6690人泊)、2位が中国(135万8330人泊)、3位が米国(135万4420人泊)、4位が韓国(133万8130万人泊)、5位が香港(63万9390人泊)となり、この上位5カ国・地域で全体の56.4%を占める。

2019年同月比では中国とベトナム以外はすべて上回っている。特にオーストラリアで124.9%増、フィリピンで102.4%増、スペインで99.2%、米国とカナダで94%増と好調を示した。2019年同月比ではここ2年低迷が続いていたロシアが3.3%増と初めてプラスに転じた。

▶︎国籍(出身地)別外国人延べ宿泊者数(2024年3月[第2次速報])

また、観光庁が5月17日に発表した主要旅行業者43社・グループの2月分の旅行取扱状況速報では、総取扱額は対2019年同月比78.1%の4211億8041万円となった。

内訳をみると、海外旅行は同66.9%の1166億6613万円、国内旅行は同111.9%の2810億2538万円、外国人旅行(日本の旅行会社によるインバウンド向けの旅行取扱い)は同102.5%の234億8890万円だった。2019年同月比で国内旅行も外国人旅行も上回り、好調な結果となった。

※1 )三大都市圏とは、「東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知、大阪、京都、兵庫」の8都府県をいう。地方部とは、三 大都市圏以外の道県をいう。

 

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