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【訪日外国人数】2024年7月訪日客数329万2500人、2カ月連続で単月最高記録を更新。過去最速で累計数2000万人超え

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日本政府観光局(JNTO)が8月21日に発表した2024年7月の訪日外国人数*(推計値)は、2019年同月比10.1%増の329万2500人となった。6月に引き続き、2カ月連続で単月の最高記録を更新した。

7月は、東アジアや欧州などの学校休暇にあわせ訪日客数が伸びたと推測される。6月に引き続き、台湾、フィリピン、アメリカからの訪日客数が増加した。

なお、1〜7月までの累計は2106万9900人(2019年同期比7.4%増)となり、過去最速で2000万人を突破する結果となった。

 

市場別の訪日客数、中国が韓国を抜いて一位に

7月の訪日客数を市場別にみると、最も多かったのは、中国の77万6500人、次いで韓国75万7700人、台湾57万1700人、香港27万9100人、アメリカ25万1200人と続いた。4月から6月まではトップ5の順位に変化がなく、1位は韓国だったが、7月は僅差で中国が1位となった。

今回の調査対象23カ国・地域のうち、韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域の19市場で7月として過去最高を記録した。また、香港とメキシコでは単月過去最高を更新している。

2019年同月と比較しての伸び率では、中東地域が最も高い 87.9%増、次いでメキシコが84.7%増だった。他に、カナダ64.6%増、アメリカ 60.1%増も目立った。2019年比でマイナスを示すのは、ロシア、タイ、中国、マレーシアの4市場。7月の市場別訪日客数が最も多い中国は、2019年同月比ではマイナスが続いている(26.1%減)。4月から3カ

一方、7月の日本人のアウトバウンドは、104万8800人。3月に記録した121万9789人以来、4カ月ぶりに100万人を超える結果となった。2019年同月比では36.8%減と、6月の38.8%減よりも2ポイントほど改善している。

*JNTOによる訪日外国人とは、法務省集計による外国人正規入国者から、日本を主たる居住国とする永住者等の外国人を除き、これに外国人一時上陸客等を加えた入国外国人旅行者を指す。駐在員やその家族、留学生等の入国者・再入国者は訪日外国人数に含まれるが、乗員上陸数は含まれない。

 

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